ACCESSは、シスコシステムズの提供するクラウド管理ソリューション「Cisco Meraki」に、ACCESSのビーコンを用いた打刻フリー勤怠管理サービス「Linkit勤怠」を対応させ、2020年8月1日より提供開始する。「Cisco Meraki」に対応した「Linkit 勤怠」は、従来の販路に加えて、新たにシスコの販売代理店からも提供される予定だという。
Cisco Merakは、世界190カ国、46万社以上で導入されているクラウド管理型ソリューション。オフィスのネットワーク管理をシンプルに、エンドツーエンドで可視化することでユーザーエクスペリエンスを向上する。
日本国内においても、BLE搭載無線アクセスポイントをはじめ、インテリジェントスイッチ、UTMファイアウォール、スマートカメラなど幅広いラインナップを有し、企業のネットワークをひとつのCisco Merakiダッシュボードで統合管理できることを強みとしている。
Linkit勤怠は、オフィスに設置したゲートウェイ(BLE電波受信機)が社員の携帯するビーコン(BLE電波発信機)を検知して、Wi-Fiを通じてクラウドへデータを送信することで、自動打刻勤怠管理を実現している。打刻の際の社員の手間が省けるだけでなく、企業にとっても客観的な勤怠管理が可能。
同連携によりCisco MerakiのWi-Fiアクセスポイントを導入している企業は、自社勤怠管理システムに、Linkit 勤怠を最短7日で導入して利用開始することができるようになる。なお、現在、両ツールに対応した勤怠管理システムは、「KING OF TIME」と「TeamSpirit」のふたつ。
また、今後、Linkit 勤怠と同様にゲートウェイとビーコンを活用し、屋内の人の位置情報や行動履歴が一目でわかる「Linkitエリア探索」および付帯サービスの「濃厚接触者特定レポート」もCisco Merakiとの連携を予定。ビーコンの位置情報を、オフィスに設置したCisco Merakiのアクセスポイントが検知しクラウドへ送信、Linkitエリア探索内の2Dマップに各社員の位置情報をリアルタイムで表示する。多くの社員を抱える企業では各社員が“今どこにいるのか”を手持ちのPCやスマートフォンなどから瞬時に把握できるようになるという。
また、職場で新型コロナウイルス感染者が発生した場合、過去2週間で当該社員がもっとも長時間接した社員をランキングで表示する「濃厚接触者特定レポート」を利用することで、Withコロナ時代のBCP対策としても有効なソリューションとなるとのこと。