アフラック生命保険は、より付加価値の高いサービスを提供するための新たな代理店支援システムを導入することを発表した。
同システムには、セールスフォース・ドットコムが提供する金融機関向けのデジタルプラットフォーム「Financial Services Cloud」を採用。代理店が顧客の多岐にわたるニーズにきめ細かく対応できるコミュニケーション・プラットフォームの構築を目指すという。また、アジャイル体制による継続的な機能改善を繰り返すことで顧客への価値提供の早期化・最適化を実現していく考え。
同システムの導入によって、すでに同社内でセールスフォース・ドットコムのテクノロジーを活用して構築したコールセンターの顧客管理システムや契約者専用サイト「アフラック よりそうネット」と連動させることで、顧客と代理店、同社との間で情報をタイムリーに共有し、代理店と同社が一体化した質の高いサービスが提供できるようになる。
また、代理店の募集人と顧客とのコミュニケーション情報を代理店の経営者・管理者、募集人の間でタイムリーに共有するためのダッシュボード機能によって、営業活動の“見える化”を実現し、効率的に代理店のサービスレベルを向上させることができる。
さらに、代理店募集人育成プログラムの整備とあわせて、次のような機能を順次配備していく予定。
今後配備する機能
- サービス提供を希望している顧客を特定し、その顧客にとって最適なサービスを最適なタイミングで代理店募集人へ通知する機能
- データアナリティクスを活用した顧客アフターフォローリスト作成機能
- それぞれの顧客ニーズに沿ったサービス提供をサポートするデジタル提案ガイドなど、代理店募集人のサービスレベル向上を実現するための機能
なお、同システムは2020年3月に一部の代理店に対してすでに初期機能をリリース。今後は継続的な機能拡張とあわせて同システムを導入する代理店および募集人を拡大していくという。