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Sansan、オンラインで新事業戦略「Sansan Plus」を発表 オンライン名刺交換機能は6月に

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 2020年3月11日、Sansanはオンラインで記者発表会を実施し、新事業戦略「Sansan Plus」について発表した。また昨今の状況を鑑み、以前から構想していた「オンライン名刺交換機能」の提供を6月に前倒すことも合わせて発表。

 

 CEO・寺田親弘氏は冒頭、「名刺を検索するSansanから、名刺で検索するSansanへ」という戦略のキーメッセージを公表。これまで、Sansanユーザーは役職や電話番号など必要な情報を得るために名刺をスキャンし検索をしていたが、今後はスキャンした名刺対して「どんな商談をしたか」「どんな契約をしたか」「取引をすべきではない反社会的勢力の企業ではないか」というような、ビジネスに必要な情報が集まってくる世界を実現するという。

 
Sansan株式会社 代表取締役社長/CEO 寺田親弘氏

 そのために、すでにさまざま情報が蓄積されている他社サービスとの連携を強化し、企業が蓄積するデータをより効果的に活用できるように支援するパートナーとも連携をしていくというのが「Sansan Plus」の全体像だ。

 Sansan Plusは「Sansan Plus App」「Sansan Plus Consulting」「Sansan Plus Integration」の3つの概念から成り立つ。参画する各パートナー企業は、Sansan Plus Partnerと呼ばれる。Sansanユーザー企業は、Sansan Plus Appとして提供される他社企業と連携した各オプション機能を個別に追加したり、社内でのデータ活用や構築についてコンサルティングを依頼したりすることができるようになる。

 
パートナー企業一覧

Sansan Plus App

 Sansanと外部SaaSサービスが連携し、Sansan上で利用ができるオプション機能群。
第1弾機能として以下を提供予定。

- 商談管理オプション(3月12日提供予定)for Salesforce   

 Sansan上で、名刺交換相手企業に関連した商談状況が把握できるようになる。

- 反社チェックオプション powered by Refinitiv(3月中旬提供予定)   

 名刺をスキャンするだけで、反社チェックができる。

- 契約管理オプション for クラウドサイン(5月提供予定)

 名刺交換相手企業と自社との契約状況を把握できる。

- 企業情報オプション powered by 帝国データバンク(6月提供予定)

 DataDrive BasicCloudと相互同期することで、ユーザが保有するTDB情報をSansan上で名刺と紐付けて閲覧可能に。

- アンケートオプション powered by CREATIVE SURVEY (提供済み)

 セミナー開催時のアンケート実施を効率的におこなうためのオプション機能ツールです。Sansanから、アンケートツールCREATIVE SURVEY上で作成したアンケートを簡単に送ることができるだけでなく、回収率の管理も行えます。

- リファラル採用オプション for Eight(提供済み)

 Eightのリファラル採用サービス「Eight Career Design」と連携します。これにより、社内人脈を活用した採用活動を実施することができます。

Sansan Plus Consulting

 コンサルティング会社と連携し、各種Sansanサービスを活用した企業のデジタル化コンサルティング支援を行うもの。今回はアクセンチュアの参画が発表された。

Sansan Plus Integration

 今回、toBeマーケティングおよびリアライズとデータ統合領域にて協業を行うことが発表された。両社は、Sansanの提供するデータ統合ソリューション「Sansan Data Hub」と各社のソリューションを活用し、社内に散らばるデータ>を統合するためのコンサルティングを実施する。

 また、寺田氏は時差出勤やリモートワークや商談のオンライン化が推奨されるなか、Sansanユーザーから「デジタル化された名刺で、リモートでも既存顧客にすばやく連絡できた」「社内のコミュニケーションを円滑に行えた」というような声をもらったと述べた。これまでと変わらず、ビジネスを継続しつつ、生産性の高まる働き方を支援できないかと、オンライン名刺交換機能の提供を前倒しで行うことを決めたという。

 「オフラインでの名刺交換は儀式的に行っているようですが、無意識にさまざまな情報を得ているはずです。『役職が変わったのですね』『変わったお名前ですね』『どんなことを行う部署なんですか?』……誰しもが、こうやって会話を始めたことがあるでしょう。名刺交換は体験であり、同じようなもしくはオフラインを超えるような名刺交換の体験をオンラインでも実現できないかとずっと考えてきました」(寺田氏)

 オンライン名刺交換機能の実装については現在開発を進めており、6月のリリースを予定している。Sansanユーザーであれば、基本機能として提供する予定。オンライン名刺機能が搭載されることにより、企業は社員にデジタル名刺を付与することができるようになる。

オンライン名刺交換機能

・自分の名刺のリンクを生成し、相手に送付。複数人への送付も可能に

 Sansanユーザーは、Sansan画面上から「オンライン名刺」のリンクを発行することができ、対面相手に送付可能。自分の氏名やメールアドレス、社名や肩書きだけではなく、Sansanに自身のプロフィール写真を登録していれば、その写真データも併せて送付できる。

 
Sansanユーザー同士の場合
・オンライン名刺を受けとった相手は、名刺情報の登録・自分の名刺情報の送り返しも

 オンライン名刺の送付相手は受けとった名刺情報を自身の電話帳や、Sansanにインポートすることが可能。また、簡易な操作で自分の名刺情報を相手に送り返し、オンライン上での名刺交換を実施することも可能。

 
送付先がSansanユーザーではない場合

 寺田氏は下記のように述べ、記者発表会を締めくくった。

 「100年前も、100年後も人と人が出会い、世の中を動かしていくことは変わらないのではないかと思っています。まずはオンライン商談が始まったら、オンラインで名刺交換を始めることが当たり前の世界を目指していきたい。これからもビジネスの出会いを活用したビジネスプラットフォームとしてみなさんのより良い働き方を支援していきます」(寺田氏)

 

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