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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

“0→1”フェーズを成功に導く「新規事業」の営業戦略

AI時代に求められる0→1営業の役割。現場の学びを再現性に変え、事業をスケールさせる設計図とは

複数の商談を重ねてPMFを達成する。AI時代の0→1営業が担う、勝ちパターンの検証とスケール【後編】

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組織拡大のタイミングを見極める4つのステップ

 新規事業の組織を拡大するかどうかは経営層が判断しますが、その根拠を積み上げるのは、現場にいる0→1営業の仕事です。

 数々の商談結果を基に確立した「勝ちパターン」を言語化し、チームとして再現できるプロセスに落とし込めているか。事業のLTV/CAC(ユニットエコノミクス)が適切か検証できているか。これらの情報を現場で整理し「判断の根拠」として経営層へ提示するのが、事業の0→1のフェーズにおいて営業が担う最後の仕事です。

※LTV/CAC(ユニットエコノミクス):事業の採算性を把握する指標。顧客1社あたりのLTV(顧客生涯価値)をCAC(顧客獲得コスト)で割って算出する

「判断の根拠」は、感覚ではなくデータに基づいていることが重要です。「このセグメントの受注率は●%」「商談から受注までの期間は約●ヵ月」など、実績に基づくデータを蓄積・分析して初めて、「X円を投資すればY円の収益が見込める」という合理的な判断が可能になります。

 図表2では、営業人員を増やすべきタイミングを判断する4つのステップを整理しました。組織拡大を判断する際は、このステップを順序どおりに達成していくことが重要です。

図表2:営業人員を増やすべきタイミングを判断する4つのステップ
(クリックすると拡大します)

 たとえば「事業のLTV/CACは適切だが、『勝ちパターン』は属人的で、チームとしての再現性はない」という状態で営業人員を増やしても、頭数が増えるだけで生産性は上がりません。焦ってステップを飛ばすことが、スケールに失敗するもっとも典型的なパターンです。

「問い」を持つひとりの営業が事業を動かす

 連載全体を通して、同じメッセージを発信してきたように思います。

 数多くの新規事業に関わる中で、事業が軌道に乗らない企業を多数見てきました。その多くは、プロダクトの完成度でも市場の難しさでもなく、顧客接点の最前線で「この顧客が本当に困っていることは何か」「自分たちが解決するべき課題はどこにあるか」を問い続けられる人間がいるかどうかに課題がありました。

 この問いを持つ人材がいないチームは、どれほどプロダクトや予算、組織体制が整っていても、必ず壁に直面します。しかし、この問いを持って動き続けられる0→1営業がひとりいるだけで、プロダクトの方向も、組織の学び方も、スケールのタイミングも、すべてが変わるのです。

 AIが普及し「実行」の差がなくなっていく時代だからこそ、この問いを持ち続けられる人間の価値は上がっていくでしょう。顧客と向き合い、課題を見つけ、それを事業に変えていく人材。そうした営業の在り方を、この連載を通じてひとりでも多くの方に伝えられたとしたら、これ以上嬉しいことはありません。

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この記事の著者

Relicホールディングス取締役CMO/Scalehack代表取締役CEO|Founder 倉田丈寛(クラタ タケヒロ)

リクルートにて法人営業を担当後、独立して複数のマーケティング支援・メディア事業を立ち上げ、成長させて事業売却を経験。その後、経営コンサルティングファームで売上1,000億円超の大手企業を中心にマーケティング/営業戦略の策定〜実行を支援し、専門コンサルティングファームではEC・BtoB領域やMA/SF...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/8268 2026/05/12 07:00

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