Amplitudeは、「AI Feedback」の提供開始を発表した。

提供開始の背景
AI時代において、組織の保有する顧客データは、これまでにない規模に拡大している。一方で、インサイトを分析する統合型プラットフォームがない場合、連携していない複数のツールから得られる断片化されたフィードバックをつなぎ合わせる必要がある。価値あるプロダクトを開発するには、顧客の感情やエンゲージメントを相互に関連づけた全体像として把握する必要がある。事実、PwCの調査(※)によると、顧客の32%は一度でも悪い体験をするとそのブランドとの取引を中止すると回答している。
AI FeedbackをAmplitudeのアナリティクス、セッションリプレイ、ガイドアンドサーベイと組み合わせることで、企業は顧客の意見をスピーディーに可視化し、もっとも重要な機能を把握したうえで、Amplitudeプラットフォーム内でアクションを起こすことが可能になる。
概要
AI Feedbackにより、組織は次の機能を実行できるようになる。
・もっとも重要な機能を構築:もっとも要望の多い機能を可視化・定量化して、顧客にインパクトをもたらす製品ロードマップを開発する。
・製品ポジショニング:顧客のニーズに関する言及を理解し、製品メッセージングの整合性を保証する。
・事前のクレーム対応:顧客の不満を解約前に可視化し、顧客離れの原因となる不具合や不満を自動的に特定する。
・リスクの兆候を監視し、解約を抑制:不満を主要アカウントに紐付けし、対応が必要な課題を明らかにする。
・製品要件定義書(PRD)を生成:シンプルなプロンプトを通じ、顧客インサイトをユーザーストーリーやPRDへとスピーディーに変換する。
Amplitude AI担当責任者 ヤナ ウェリンダー氏のコメント
最高のプロダクトを構築するうえで、最も難しいことはコードを書くことではありません。数多くの営業電話、レビュー、サポートチケットを通じて顧客の声に耳を傾けることです。AI Feedbackは、顧客が本当に求める機能を明確にし、一元的に把握できるようにします。
Replit 製品エンジニアリング担当責任者 アモル・ジェイン氏のコメント
AI Feedbackに全てのソースを初めて接続した時、感動すら覚えました。まるで魔法のように、当社の全てのユーザーフィードバックが分析されました。以前はデータの抽出や各ソースの調査、手作業でのデータ統合に膨大な時間と労力を要していましたが、AI Feedbackでは数クリックで作業を完了できました。まさに夢のような体験でした。
