UPWARDは、グローバル向け活動管理モバイルアプリ「UPWARD Meets」の提供を開始した。あわせて、セキュリティサービスを展開するセコムインドネシアにて本格導入されたことも発表した。

概要


UPWARD Meetsは、CRMなしの顧客接点管理に特化したモバイルアプリ。「現場の動きが見えない」「管理運用が紙や口頭に依存している」などの活動管理における課題を、モバイルでの一元管理によって解決する。
マネージャーはスタッフにタスクを割り当て、現場の進捗や報告内容をリアルタイムに確認できるため、状況把握から意思決定までをスピーディーに行うことができる。直感的な操作性とシンプルな設計により、現場の負担を増やすことなく導入でき、マネジメントの精度と効率を高める。
セコムインドネシアでの導入背景

セコムインドネシアは、首都ジャカルタを中心に、常駐警備、巡回、監視カメラの設置・運用などの包括的なセキュリティサービスを提供する。日本式の品質管理と教育手法を取り入れた警備体制を強みに、現地のニーズに即した対応や緊急時の即応力で信頼を築いてきた。
同社では、20人程度のMSO(Management Service Officer/警備管理担当者)が定期巡回やアセスメント業務を担っている。従来はこれらの活動を紙で記録・報告を行ってきたが、情報の集約に時間がかかり、タイムリーな状況把握が難しいことがマネージャーにとって負担になっていた。
セコムインドネシアはこうした課題を受け、昨年よりUPWARD MeetsのPoC(実証実験)を開始。現場の動きをリアルタイムで可視化し、紙では実現できなかった情報共有と一元管理が可能になる点に加え、モバイル端末による直感的な操作性が評価され、正式導入に至った。
導入後は、活動の状況や報告内容がモバイル上でリアルタイムに把握できるようになり、マネージャーの管理負担が軽減した。情報連携の質とスピードが向上したことで、現場への的確な指示・サポートができる体制が実現している。
現場の声
活動報告の記録や日々のスケジュール管理に「UPWARD Meets」を活用しています。モバイルアプリのため予定を確認しやすく、アラート機能もあるのが非常に便利です。報告作業の手間が大幅に軽減され、次の業務により早く取り掛かれるようになりました。利用し始めてすぐに、自分の業務成果を可視化できる便利なツールであることを実感しました。
セコムインドネシア Operation Director 小島良一 氏のコメント
活動記録のデジタル化により、現場の動きやお客様対応の履歴を数値で把握できるようになりました。これにより、従来難しかった業務の可視化が進み、マネジメントの質も非常に高まっていると感じています。また、各メンバーの行動が可視化され、過去の記録も容易に参照できるため、チーム内でのサポート体制や情報共有が格段に向上しました。
今後は、蓄積されたデータを活用し、顧客ごとの傾向分析やより的確なセキュリティ提案につなげていきたいと考えています。また、緊急性の高い案件への即応体制の構築にも「UPWARD Meets」を活用していく方針です。