100は、HubSpotのABM機能を活用し、ターゲット企業に対する具体的かつ持続可能なアプローチを支援する新サービス「HubSpotで実現するABM戦略」の提供を開始した。

背景
アカウントベースドマーケティング(ABM)は、ターゲット企業に絞った効率的なアプローチとして注目される一方、日本国内では導入後の運用に課題を抱える企業が少なくない。とくに、「ターゲットリストは作成したが、次に何をすべきかわからない」「HubSpotにABM機能があるのは知っているが活用できていない」と、実行フェーズでプロジェクトが停滞するケースが散見される。
また、部門ごとに目的や指標がバラバラで、社内の足並みが揃わない、データの整備が不十分で誤ったターゲティングが発生するなど、戦略以前の土台づくりに課題を抱えている企業も存在する。
このような背景を受けて、100では、ABMを“戦略”から“動かせる運用”へと転換する支援サービスを開発。HubSpotを起点に、合意形成・データ構造の整備・KPI設計・外部連携までを一気通貫で支援し、現場で実行可能なABMの仕組みを構築する。
サービスの概要
本サービスは、100が整理した「ABMのロードマップ」に基づき、戦略立案から施策実行、KPIモニタリングまでを段階的かつ実行可能なプロセスに落とし込んで支援する。その中核となる支援内容は次のとおり。
組織の合意形成から始めるABM戦略ワークショップ
経営・営業・マーケティングが集まり、ABMの目的やターゲット基準をすり合わせる。部門間での認識のズレを防ぎ、継続的な取り組みを可能にする。
法人番号・グループIDによる企業管理の精緻化
法人番号や独自IDを用いて、支店や子会社の誤統合・重複を防ぐ。企業単位で管理し、施策のブレをなくす。
興味関心データに基づくアクション設計
閲覧傾向や関心テーマをもとに、配信や施策のタイミング・内容を最適化。狙うべき相手に、無駄なくアプローチすることが可能になる。
リード管理と商談化の効率化
リードの履歴や優先度を一元管理し、商談への移行をスムーズにする。営業チームの判断材料としても活用できる。
KPI設計とダッシュボードによる施策改善
コンタクト数や商談数などをKPI化し、ダッシュボードで見える化する。施策の効果をリアルタイムで把握し、改善につなげる。
外部ツール連携によるデータ精度の向上
SansanやSalesNowなどと連携し、企業情報の自動整備と最新化を行う。データに基づいた運用が可能になる。