ナレッジワークは、AIの力でオンライン・オフラインの商談の議事録作成やCRM/SFA入力を自動化する新プロダクト「ナレッジワークAI商談記録」をリリースした。

提供の背景


営業現場では、商談後の議事録作成やCRM/SFAへの入力といった記録業務に時間と労力が割かれ、本来注力すべき顧客対応から時間を奪う要因になっている。またその手間から記録業務は組織的に徹底されないことが多く、昨今企業が力を入れている商談データの蓄積や、そのデータを基盤にした組織の営業力強化は道半ばとなっているケースが見られる。
ナレッジワークはこれらの課題解決に向けて、営業担当の商談記録の業務を自動化し、営業担当の効率を向上させる、ナレッジワークAI商談記録のリリースに至った。
概要

ナレッジワークAI商談記録は、オンライン(ウェブ会議・IP電話)・オフライン(対面訪問)の商談を録音録画し、AIによって文字起こしや議事録作成・CRM/SFA入力を自動化するクラウドサービス。ナレッジワークが2025年5月1日に全株式を取得したPoeticsが展開してきた商談解析AI「JamRoll」の技術を用いて提供する。

ナレッジワークはこれまで、商談前の準備を支援するプロダクトを展開してきたが、今回のリリースにより、商談後の記録の支援も開始する。これにより、同社のプロダクトを相互に連携させ、営業担当の商談前から商談中・商談後まで一気通貫して支援する。
特徴
商談の自動文字起こし(オンライン、オフライン対応)
ウェブ会議(Teams、Zoom、Google Meetなど)やIP電話といったオンラインでの商談だけでなく、モバイルアプリを活用して対面訪問でのオフライン商談も録画・録音し、全文の文字起こしを行う。また、話者ごとの発言や発話箇所も可視化する。
商談内容の自動要約
商談の要約に加え、商談後のタスクの提示、商談へのフィードバックなどをAIが自動作成する。要約項目はカスタマイズが可能。
CRM/SFAへの自動入力
要点を自動でCRM/SFAに入力する。参加者や要約内容を活動履歴に自動反映し、さらにセールスフォースの個別項目に、要約の各項目を自動入力する。
「ナレッジワークAI商談推進」とのシームレスな連携

商談内容をナレッジワークのプロダクト「ナレッジワークAI商談推進」のメモと自動連携して情報を保存。ナレッジワークAI商談推進でのナレッジレコメンドの精度を向上させる。