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NTTデータが「Sansan」と「Sansan Data Hub」を全社導入 事業部間の連携を強化

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 Sansanは、NTTデータが、営業DXサービス「Sansan」およびSansanに蓄積された情報を外部システムと連携しデータ活用を後押しするデータ連携ソリューション「Sansan Data Hub」を全社で導入したことを発表した。

サービス導入の背景

 数多くの事業を展開しており、約1万2,000人の社員が在籍しているNTTデータは、中期経営計画において、グループ・組織連携の強化を推進している(※)。

 同社では、これまで事業部ごとの戦略に最適化されたツールを活用しており、顧客・接点情報は各事業部で個別に管理していた。そのため営業活動においては、事業部間での情報共有が難しく、必要に応じて他部署の担当者を探して直接ヒアリングをする必要があったほか、同一顧客でも自社のどのサービスを導入していて、どの部署と商談を行っているのかを把握しづらい課題があった。

 営業マネジメントの面でも、統一したフォーマットで活動状況を可視化できておらず、各組織や役職者によって育成・対応方針が異なることで、全社的な営業課題の特定や改善が難しい状況だった。

 そこで全社統一の顧客データ基盤を構築し営業活動を可視化すべく、SansanおよびSansan Data Hubの全社導入に至った。

NTTデータ「中期経営計画」(2022年5月12日発表)

期待する効果

  • 接点情報の一元管理による組織間連携の強化

 Sansanは、AI技術とオペレーターの手入力により、名刺やメールなどから得られる顧客との接点情報を正確にデータ化できるほか、その履歴も蓄積できる。NTTデータでは全社員の顧客情報・接点情報をSansanで一元管理し全社で共有することで、顧客情報を横断的に活用できるようになる。他部署の人脈を活用し効果的な営業先を選定できるほか、直近の名刺交換の情報から他事業部の接点状況も確認できるため、組織間で連携した戦略立案が可能になる。

  • Sansan Data Hubを活用した営業マネジメント

 NTTデータは、Sansan Data Hubを活用してSansanに蓄積した接点情報をSalesforceに連携し、組織横断での営業マネジメントを推進している。全社統一のツールを活用することで、各担当者の営業活動を可視化し、好事例や改善ポイントなどを全社で客観的に分析できるようになる。役職者や担当者の異動があっても、スムーズに引き継ぎ・現状把握ができるなど、営業組織全体の底上げを図る。

  • 事業横断での人脈活用による新たなサービスの創出

 NTTデータでは、顧客の課題に応じて、企業・業界の枠を超えた顧客同士のシステム連携を提案する機会も多い。Sansanを活用して社内の全人脈を可視化することで、シナジーを生み出しやすい環境を構築し、新しいサービス・営業機会の創出を可能にする。

NTTデータ 業務統括本部 コーポレートサービス部 EX高度化担当 部長 長田健郎氏のコメント

 当社は、デジタル技術を活用したビジネス変革や社会課題の解決に向け、コンサルティングからシステム開発、運用まで、多様なサービスを提供しております。さまざまなお客様の課題解決に向き合う中で、特定の業界や技術の専門家集団である事業部数が50を超えてきており、全社的な情報共有や連携が困難になってきました。加えてお客様をとりまく環境も大きく変化し経営課題やニーズの多様化・複雑化が増すなかで、今まで以上に当社の専門組織間の連携による提案力・課題解決力の最大化が必要となっています。

 今回のSansanおよびSansan Data Hubの全社導入を通じて、お客様やパートナー企業様の情報を一元化することで、当社が培ってきたリソースや積み上げてきたお客様との信頼関係・人脈を最大限活用し、社会課題を解決する新たな価値提供や革新的なサービス創出につながる環境を整えお客様と価値を共創するパートナーとしての役割を果たしてまいります。

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