ナレッジワークは、営業担当を支援するセールスイネーブルメントAI「ナレッジワーク」において、営業資料や営業ノウハウの発見を支援する「ジョブ検索」機能をアップデートし、正式にリリースした。また、ジョブ検索に関する特許出願が完了したことも発表した。

機能アップデートの背景

従来の社内ポータルでは、営業担当が社内のさまざまな資料の中からフリーワード検索やチャット検索などの検索方法を自分で選択し、利用してきた。しかし、「何をどうやって調べたら見つかるのかがわからない」「いつも使い慣れているフリーワード検索ばかりが利用され、せっかく導入されたAIを活用したチャット検索が利用されない」などの状況が生じ、営業ナレッジの特徴に合わせた検索方法を選択することが難しくなっている。
今回アップデートされたナレッジワークのジョブ検索では、営業ナレッジのタイプに応じた検索方法や表示方法を設定できる。
これにより、営業担当は営業資料や営業ノウハウの検索の非効率を解消し、営業ナレッジの活用を通じた営業力強化や営業生産性の向上が可能になる。
新機能の概要

各社の営業ナレッジのタイプに応じた検索方法(例:フリーワード検索、カテゴリー検索、チャット検索など)を設定できる。ユーザーは一覧から営業ナレッジタイプを選択することで、自動的に検索方法が表示される。
たとえば、
- 商品紹介における商品紹介資料を探す際には「フリーワード検索」を中心に設定し、商品名などから探せるようにする
- 顧客提案における過去提案書を探す場合には「カテゴリー検索」を中心に設定し、顧客の業種や課題から探せるようにする
- 営業進行における契約手続きを調べる場合には「チャット検索」を設定し、知りたい手続きをチャット形式で質問できる
などが可能になる。