ログリーは、アカウントインテリジェンスツール「ウルテク」(※)の「企業動向タグ」をアップデートし、新たに「企業戦略シグナル」として採用情報、ビジネス戦略、海外展開戦略の可視化機能を拡充したことを発表した。
※アカウントインテリジェンスツールとはターゲット企業や担当者のニーズや購買意図をデータ解析で可視化し、マーケティングおよび営業活動の精度と効果を向上させるツール
開発の背景
これまで企業動向タグでは、企業の展示会出展やセミナー開催などのマーケティング関連の行動データを中心に可視化してきた。一方で、企業の採用活動や新規事業などのビジネス戦略、さらに海外進出状況など、より本質的な経営戦略の動きを追いかけたいというニーズが高まっている。
そこで、今回ログリーが新たに追加した企業戦略シグナルは、採用情報・ビジネス戦略・海外展開戦略といった企業の戦略的な意思決定の兆しを可視化し、既存の展示会・セミナー情報などのマーケティングデータと統合して把握することで、営業・マーケティング担当者がもっとも適したタイミングでアプローチすべき企業を、より正確に特定できる仕組みを可能にする。
「企業戦略シグナル」に含まれる3つの情報
企業シグナルの、次の戦略データを活用することで、企業の行動を多層的に分析・比較できるようになる。
採用情報:営業職募集や2025新卒募集の有無、募集領域の詳細など、企業の採用拡大のタイミングを把握。
ビジネス戦略:テレワークの実施状況、新規事業開発への取り組み、CSR活動の強化など、企業の経営方針や注力領域を確認。
海外展開戦略:海外進出や海外取引の有無、アジア地域へのビジネス展開などを把握し、グローバルな商談創出を支援。
活用方法
マーケティング担当者:新規事業や海外進出を進めている企業に対して、広告キャンペーンやプロモーション施策を企画・実施することで、より効果的に見込み顧客を獲得。
営業企画チーム:「採用情報」「ビジネス戦略」「海外展開戦略」を総合的に分析し、アプローチすべき企業を優先度順にリスト化。営業担当者への情報共有を効率化し、リード獲得を図る。
アウトバウンド営業:以前から取得していた企業のアクセスデータやインテントデータに、「企業戦略シグナル」をかけあわせることで、企業が今求めているテーマを把握。提案の角度を変え、商談成立率を高める。
インバウンド営業:リードや既存顧客において、新たな採用方針や海外拠点設立などの動きがあった際に見逃さずフォロー。タイミングを逃さないアプローチで受注率向上を目指す。