電通デジタルとMS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険(以下、三井住友海上)は、データ分析者とビジネス現場の橋渡し役を担うビジネストランスレーターを育成する「ビジネスに役立つデータ人材育成プログラム」を開発し、企業向けに提供を開始した。
開発の背景
昨今、社会のデジタル化の進展により、企業には、マーケティング施策におけるデータ活用やデータに基づく事業戦略が一層に求められている。これを受け、データ分析者とビジネス現場の橋渡し役として分析・仮説立案を行い、両者とコミュニケーションを図りながら自社の課題解決を目指すビジネストランスレーターの役割に注目が集まっている。
そこで、電通デジタルと三井住友海上は、これまでに築いた知見や専門性を生かし、データに基づくビジネススキルを習得するためのEラーニングによる教育プログラムを開発した。
【両社の強み】
電通デジタル |
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三井住友海上 |
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プログラム概要
学習形式 | 動画視聴を中心としたEラーニング |
所要期間 | 週1時間程度、約3ヵ月間 |
全体像 |
5Dフレームワークをベースに、次の3ステップごとの学びを提供
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販売対象 | 企業向け(原則3人以上) |
特徴
1.データ分析・マーケティングの基礎知識の習得
データ分析だけでなくマーケティングの知識も身につけることで、データ活用とビジネスの両輪で業務を遂行することができるようになる。
2.5Dフレームワークの考え方の習得
データ分析に必要なステップとして、「Demand(問題や要求の明確化)」「Design(仮説を立てて分析課題に落とし込む)」「Data(課題解決に必要なデータの準備)」「Develop(分析)」「Deploy(分析結果をビジネス活用へ展開)」の「5つのD」で構成されています。このフレームワークにより、課題の発見、分析、ビジネスへの活用までさまざまな領域を効率よく実行できるようになる。
また、ビジネストランスレーターとして「データ分析」と「ビジネス」ふたつの視点で課題を捉える視座を高め、ビジネス課題を整理してデータ分析者に橋渡しをする能力と、分析結果をビジネス現場が理解できるように翻訳する能力を習得することができる。
さらに、電通デジタルでは、受講後に企業の個々の課題に対応して課題発見からデータ分析、施策実行し、企業が自律的に運用できるようになる段階まで支援することも可能。