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プロジェクト収支管理、Excel利用者が2022年より2割減少/シービーティー調査

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「プロカン」「プロキャス」などシステム開発事業を行うシービーティーは、プロジェクト型ビジネス(※)の企業に在籍する30歳以上の管理職534人を対象に、意識調査をインターネットリサーチにて実施した。

※プロジェクト型ビジネス:広告・コンテンツ制作、IT・ソフトウェア開発、コンサルティングなど、案件やクライアント発注ごとにプロジェクト化してサービスを提供するタイプのビジネス

プロジェクト収支管理方法はExcel利用者が2年前より2割減少

 プロジェクト型ビジネスの企業に勤める管理職を対象に、職場で行っているプロジェクト収支管理の方法について質問した。2022年に行った調査では、「Excel」利用者は65%だったのに対して、今回行った調査では「Excel/スプレッドシート」利用者は43.6%と約2割減少したことがわかった(「Excel(32.4%)」「スプレッドシート(11.2%)」の合算)。

 2022年1月から施行した「電子帳簿保存法」や、2023年10月から始まった「インボイス制度」の対応をきっかけに、経理を取り巻く環境が大きく変化し、各職場でこれまでの運用を見直し、業務効率化を図るためにツール導入が進んだことがうかがえる。

生産性を向上するためのプロジェクト収支管理「逆に生産性が落ちている」と感じる管理者は53.8%

 次に、職場でプロジェクト収支管理を行っている管理者に、「生産性が落ちている」と感じることがあるかを質問した。生産性が落ちていると感じたことがある人は53.8%(「ある(14.2%)」「どちらかといえばある(39.6%)」の合算)と、ふたりにひとりの管理者が「生産性が落ちていると感じたことがある」と回答した。

「生産性が落ちている」と感じる管理者の管理方法別に見てみると、「Excel/スプレッドシート」が59.2%と、「各種ツール」(47.1%)と比較して若干高いものの、大きな差異はなかった。脱Excel後も、プロジェクト収支管理に対して5割以上の管理者は課題を抱えていることが明らかになった。

「散在しているデータ収集」「記載ミスのチェック」など名もなき管理業務が発生

 具体的なプロジェクト収支管理に対する課題について質問したところ、あまりフォーカスされないものの、実は時間と手間を費やしている名前のない管理業務「名もなき管理」が発生していることがわった。

<フリー回答>

  • 欲しい数字がさまざまな帳票やデータベースに散在しており、いちいち取り出さないといけない(男性 50代)
  • 複数のシステムを使用しているが、連携できていないため入力したデータがうまく見える化できていない(男性 40代)
  • 生産性を出力するための根拠データの準備に時間がとられているため(男性 50代)
  • データが一元管理されていないので、まとめ作業に時間がかかる(男性 50代)
  • 入力されたデータの正確性が担保されていないのでチェックに時間がかかる(男性 60代)
  • 必要とされる情報の不統一、記入漏れ二重登録の修正など(男性 60代)
  • 記載方法を可能な限り簡素化したり統一化を図っているが、個々の対応等があり、確認作業に時間を要している(男性 60代)
  • 入力が煩雑になって記載ミスが多発してる(男性 60代)

Excel利用者、黒字プロジェクトの理由3位が「たまたま黒字」と不明確

 直近で経験した黒字プロジェクトの理由を質問した。全体では、1位「予算が適正だった」が24.5%、2位「必要な人員や体制が整っていた」が22.1%、3位「スケジュールがうまく調整できた」が15.5%と続く中、Excel利用者の16.8%が「たまたま黒字だった」で3番めに多くなった。つまり「赤字になりやすい」プロジェクトであり、プロジェクト始動中に何らかの対策を取るための分析ができていなかったということがうかがえる。

 一方、SaaS系ツール利用者は「黒字経験がない」に回答者がおらず0%という結果になった。

64.4%がプロジェクト収支管理の分析結果が経営の意思決定に役立っていると回答

 プロジェクト収支管理の分析結果は経営の意思決定に役立っていると感じるか質問したところ、64.4%が「役立っている」と回答した(「とても感じる(17.2%)」「どちらかといえば感じる(47.2%)」の合算)。

プロジェクト収支管理において59.6%の管理者が現場とのギャップを感じている

 プロジェクト収支管理において現場とのギャップを感じるか質問した。59.6%の管理者が現場とのギャップを感じると回答した(「感じる(17.9%)」「どちらかといえば感じる(41.7%)」の合算)。名もなき管理業務として挙げられた「記載ミス」や「記入漏れ」など責任の重さや大きさの違い、理解不足などさまざまな要因が考えられる。

【調査概要】

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

調査対象:プロジェクト型ビジネス業態の企業に在籍する30歳以上の管理職

サンプル数:534人

調査期間:2024年7月9日~7月10日

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