トラベルマネジメントは経営課題に
「出張前、中、後、出張者とどのように繋がるのか?」と題したパネルディスカッションでは、HRSグローバルアカウント&パートナーシップディレクターのルーラント・ホレー氏がモデレーターを務めた。ホレー氏は「出張者の体験を良いものにしていかなければならない、テクノロジーを活用した出張を提供していかなければならない」と語り、ディスカッションをスタートさせた。
事業会社として登壇したのは、株式会社ファーストリテイリング事業構造改革部リーダーの安達貴裕氏。同社で、出張関連商材などの間接材の購買を担当しているという。なぜ「事業構造改革部」という名称かということについて安達氏は下記のように説明した。
「出張関連の購買ということで、航空会社やホテルと交渉も行いますが、それだけでなく出張経費全体を構造的に見て、どういう仕組みが会社にとっていちばんベストなのかを考え、全社変革を起こしながら経費構造を変えていくのがミッションの部署なのです」(安達氏)。
ファーストリテイリングは現在、ユニクロの店舗を22の市場で展開しており、2019年秋には、イタリア・インド・ベトナムの3ヵ国へも展開予定。グローバル展開が加速するなかで、安達氏が担当するトラベルマネジメント領域は「経営課題」にもなってきていると考えているという。
ほかには、ホテル側としてマリオットインターナショナルでグローバルセールスを担当する谷中秀行氏、ジェネシス・ジャパン株式会社でソリューションコンサルティングを担当する中野正人氏、HRSコーポレートデベロップメント&ステアリングバイスプレジデントのフィリップ・モラヴィッツ氏がパネリストとして登壇した。