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2024年11月20日(水)15:00~17:10

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7割が「管理職に興味がある」と回答 現在管理職に就く75%が「今後も続けたい」/エン・ジャパン

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 エン・ジャパンが運営する若手ハイキャリア向けスカウト転職「AMBI」は、39歳以下のユーザーを対象に「管理職への意向」についてアンケートを実施。その概要を公開した。

管理職:チームや部署内に対して指揮統括を取り、売上や数値などの管理を行うポジションを想定

7割が管理職に就くことに「興味がある」と回答。男女で16ポイントの差

「現在、管理職ですか?」とたずねたところ、14%が「はい」と回答。男女別では女性よりも男性のほうが9ポイント高くなった(男性18%、女性9%)。

 現在管理職ではない人に、管理職に就くことに興味があるかたずねた。70%が「ある」(「興味がある」38%、「どちらかといえば興味がある」32%)と回答し、女性より男性のほうが16ポイント高くなった(男性77%、女性61%)。

管理職に興味がある理由トップ3は「昇給のため」「成長のため」「仕事の幅を広げるため」。興味がない理由の上位は「時間的な負担」「責任の大きさ」

 管理職に就くことに興味がある人へ理由をたずねたところ、上位は「給与を上げたいから」(76%)、「自分を成長させたいから」(63%)、「仕事の幅を広げたいから」(59%)という結果になった。

 管理職に就くことに興味がない人へ理由をたずねると、上位は「時間的な負担が重くなりそうだから」(59%)、「大きな責任を負いたくないから」(52%)という結果になった。

管理職に就くことに「どちらかといえば興味がない」「興味がない」理由

「時間的な負担が重くなりそうだから」

  • 現在技術職のため、マネジメントに時間をかけるよりは自分の技術力を磨くことに時間をかけたいから(20代男性)
  • 子育てと両立するのが難しそうだから。周りの女性管理職も子育てと両立している人がほとんどいない(20代女性)
  • 時間の融通が利かなそう。コントロールが難しそう(30代女性)

「大きな責任を負いたくないから」

  • 仕事の責任が大きくなることで時間外対応が増えそう。プライベートと仕事を切り分けたいが、管理職はそれがやりにくそうだと思う。精神的な負荷と報酬が見合わないことも多そうな印象(20代女性)
  • 責任や業務負担の増加量に対して、待遇が釣り合っていないイメージがあるため(20代男性)
  • 板挟みで、責任だけ取らされるイメージがあるから(30代女性)

「自分の能力に自信がないから」

  • 自分の経験不足もあり自信が持てない。また、何か大きなミスなどを誘発しかねないと考えてしまうから(20代女性)
  • 周りの人より自分が優れているように感じず、管理する立場にはないと思うのと、リーダーとして周りを引っ張っていく自信もないため(30代女性)
  • 自分が部下に指示したことがもし間違っていたとしたら、心が持たないから(30代男性)

現在管理職の75%が「今後も管理職を続けたい」と回答。続けたくない理由のトップは「業務に対する報酬が見合わない」

 現在管理職の人に今後も管理職を続けたいかをたずねたところ、75%が「続けたいと思う」(「続けたいと思う」45%、「どちらかというと続けたいと思う」30%)と回答。「どちらかというと続けたいと思う」を含めると、続けたいと思う人の割合に男女差は生じなかった。

「続けたいと思う」「どちらかといえば続けたいと思う」と回答した理由・エピソード

  • 上流に関われるから(20代女性)
  • 自分一人でやるよりも大きな成果を出すことができるから(20代男性)
  • 自分の出した指示で円滑に物事が進んでいくと嬉しいから。また、自分が理想とする職場環境を自ら作り上げることができるため(30代女性)
  • 自分でマネジメントできるため、時間の調整もしやすい(30代女性)
  • 経営に近づくには研鑽すべき経験・能力だから(30代男性)
  • 人としての魅力を磨き続ける必要があり、管理職として成長することで人としても成長できると思うから(30代男性)
  • 部下の育成は難しい反面、成功した時の喜びは大きく、また管理側になってようやく、自らの部署の結果がどのように会社に反映されるかが分かった。結果を出した時の会社に貢献できている実感が、管理職の魅力でもあると思う(30代男性)

 管理職を「どちらかというと続けたいと思わない」「続けたいと思わない」人に理由をたずねたところ、上位は「業務に対する報酬が見合わないと感じるから」(47%)、「業務量が多すぎるから」(42%)、「時間的な負担が大きいから」(37%)という結果になった。

8割以上が、若手社員を管理職に登用する企業に「魅力を感じる」と回答

 若手社員を積極的に管理職に登用する企業に魅力を感じるかたずねたところ、82%が「魅力を感じる」(魅力を感じる:42%、どちらかというと魅力を感じる:40%)と回答した。

「魅力を感じる」「どちらかというと魅力を感じる」と回答した具体的な理由

  • 人事考課制度が健全に機能しているような印象を受けるため(20代男性)
  • 若手のうちから裁量のある仕事を任せてもらえるということは、人への投資を行ってくれる企業だと思うから。また、変化の激しいマーケットでの適応力が高く、企業としての成長力があると思うから(20代男性)
  • 「若手だから」という理由よりは、根拠を持って任される体制であれば魅力に感じる(20代女性)
  • 旧弊の打破や、革新したいのだろうという意思を感じるから(30代男性)
  • ベテランと若手がそれぞれの世代の意見を合わせることで時代に即したアイデアが生まれてくると思うため、若手が管理職になる機会を多く作っている企業は魅力に感じる(30代男性)
  • 若手の中間管理者のほうが考え方が柔軟で話しやすく、ワークライフバランスを考えて働いている人が多いため、部下としても働きやすいと感じた(30代女性)

「どちらかというと魅力を感じない」「魅力を感じない」と回答した具体的な理由

  • 報酬や待遇が見合っているか疑問がある。それらが適切な場合のみ、魅力的であると感じる(20代男性)
  • 社外アピールのための若手社員の管理職登用に見える。本当にその社員が管理職として選ばれる基準に満たしていたのか、基準は低く設定されていないかなど、疑ってしまうためあまり魅力を感じない(20代男性)
  • 若い人が管理職になり、責任や業務が厳しくて辞めていく例を多く目にしているから(20代女性)
  • 若手の登用よりも、若手管理職に対してどの程度サポートがあるかのほうが気になるため(30代男性)
  • 業務の専門性とメンバーのマネジメントは数年でできるものではないと思う。管理者にはこれまでの経験の中で培ってきた知識を惜しみなく共有して欲しいタイプなので、経験年数が長い方のほうが安心(30代女性)
  • 程度と採用形態にもよるが、入社後すぐに管理職に就けるような職場は総じて人員不足の印象がある(30代女性)

調査概要

調査方法:インターネットによるアンケート

調査対象:「AMBI」を利用する39歳以下のユーザー

有効回答数:1,156名

調査期間:2023年12月20日~2024年1月10日

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