営業職にふさわしい髪型を男女別にご紹介
営業職にふさわしい髪型について、男女別にポイントを絞ってご紹介します。
【男性編】営業職にふさわしい髪型
男性の営業職にふさわしい髪型について、3つのポイントをあげました。順に見ていきましょう。
①長さは短め
男性の営業職の場合、髪の長さは短めにしましょう。短い髪は清潔感を感じられ、見た人に爽やかな印象を与えられます。目安としては、耳と額が見えるくらいのスタイルがベスト。また、髪の毛を短くしておくことで顔がスッキリし、表情がわかりやすくなります。そのため、顧客や取引先などからも好印象を得やすいでしょう。
今や、男性のロングヘアーやセミロングは個性の一つとなりましたが、営業職の場合は短めの髪型の方が好まれます。年代を問わず相手に良い印象を与えたいなら、短めを意識しましょう。
②前髪を上げる
前髪を上げるか下ろすかも髪型を決める重要なポイントです。男性の営業職の場合、前髪は上げておくのが良いでしょう。前髪を上げて額を出していると、清潔感や爽やかさにつながるほか、明るく朗らかな印象を与えられます。
逆に、前髪が長すぎると商談相手に表情が見えないため、警戒されてしまったり、自分の気持ちを適切に伝えられなかったりしてしまいます。
オールバックなど額がしっかり見えるヘアスタイルがおすすめですが、額を出した髪型に抵抗がある人もいるでしょう。その場合は、前髪を横に流すなどして眉毛や目が見えるように整えると、表情が見えて安心感を持ってもらいやすくなります。
③整髪料を効果的に使う
清潔感のある爽やかな髪型と考えると、自然体にこだわるあまり、整髪料を使ってはいけないのではと考える人もいます。しかし、身だしなみを整える上で整髪料は適切に使えば強い味方です。ワックスやジェルなどを適量使い、清潔感ある爽やかな髪型になるよう、髪型を整えましょう。
しかし、毎朝十分なヘアスタイリングをする時間がない、という人もいます。そんな人のために、軽く髪の毛になじませるだけでまとまりやすくなる整髪料なども販売されていますので、ぜひ自分に合った整髪料を探してみてください。
【女性編】営業職にふさわしい髪型
つづいて、女性の営業職にふさわしい髪型についても、3つのポイントをあげました。一つずつ見ていきましょう。
①長い場合は束ねる
女性の営業職の場合、髪の毛は長くても構いません。しかし、長い髪をそのままにしておくと資料を見せる際に邪魔になったり、知らず知らずのうちに髪の毛を触るクセが出てしまったりと、顧客や取引先に悪い印象を与えてしまう可能性があります。そのため、髪を長く伸ばしている場合は束ねておくのがマナーです。
束ねる際は華美なアイテムを使わず、控えめな色や形のゴムやアクセサリーを使いましょう。華やかな印象ではなく、落ち着いた印象を与えることが営業職としてのポイントです。
②顔周りをスッキリ
髪を長く伸ばしている場合でも、短くしている場合でも、顔周りにかかる髪の毛をスッキリさせておくことで、商談相手に良い印象を与えられます。顔に髪がかかっていると暗い印象を与えがちです。顔周りがスッキリすることで、顔色や表情が明るく見えます。
目安としては、お辞儀をしたときに髪が目や頬にかからない程度。ヘアピンでとめたり、あらかじめ耳に髪をかけておいたりすると良いでしょう。また、額を出すかどうかは人柄や全体のイメージにもよりますので、爽やかで信頼感を持たれやすい髪型を意識します。
③黒髪またはナチュラルな髪型に
近年、金髪に近い髪色に染める人も増えてきていますが、営業職の場合は前述のように華やかさよりも信頼感、安心感が大切です。そのため、茶髪にする場合は明るすぎないよう気をつけましょう。
基本的には黒髪がおすすめですが、長い髪や量が多い髪の場合は黒が重たい印象を与えてしまうこともあります。その場合は、明るすぎる色にならないようにすると、ナチュラルな印象で好感度を上げられるでしょう。美容室で相談することもおすすめします。
髪型が大事な理由
営業職にとって髪型が大切な理由として、第一印象が重要であることのほかに、ハロー効果、メラビアンの法則といった心理も挙げられます。それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
第一印象が重要
人は、ある人や物に対して第一印象のイメージを長く持ち続けてしまうとされています。これを「初頭効果」と言い、初めに良いイメージを持たれるとその後軽微なミスや失態があっても大目に見てもらいやすくなるのに対し、初めに悪いイメージを持たれると、逆に軽微なミスや失態でも必要以上に悪い心象を与えてしまうというものです。
一説には、初頭効果のイメージを払拭するにはその相手とじっくり2時間以上話し合うことが必要という考えもあります。商談相手と2時間以上じっくり話し合う機会はまずありませんので、第一印象がいかに重要かわかるでしょう。
ハロー効果
ハロー効果とは、人が何かを評価する際、そのものの持つ目立った特徴に引きずられて評価にも影響する、という心理現象のことです。ハロー効果にはポジティブなものとネガティブなものがあり、目立った特徴が良ければ他の特徴も良く、目立った特徴が悪ければ他の特徴も悪く見えてしまいます。
人は相手の表情や髪型など、顔回りを中心によく観察している傾向にあります。そのため、髪型を整えて顔回りの印象を良くしておくことは、ポジティブなハロー効果を生むことにつながるでしょう。
メラビアンの法則
アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが発見した法則で、「3Vの法則」とも呼ばれています。これは、言葉に対して感情や態度が矛盾していた場合、人はそれをどう受け止めるかという実験で、視覚情報(Visual)を55%、聴覚情報(Vocal)を38%、言語情報(Verbal)を7%として優先順位をつけているというものです。
つまり、対面で営業を行うときには、言語情報(話す内容)だけでなく、視覚情報(見た目)や聴覚情報(語調)に気をつけることで、より説得力が増すと言えます。真摯に商品を勧めるには、見た目でも信頼感や安心感を持ってもらう必要があるのです。
営業職にNGなスタイル
逆に、営業職にNGなスタイルには以下のようなものがあります。
- 前髪が長すぎる
- 髪色が派手すぎる
- パーマが強すぎる
- 男性のロングヘアー、スキンヘッド
いずれも個性が強すぎて、人によって好みが大幅に分かれてしまいます。万人に好印象を与えたい営業職にとって、これらの髪型は避けるべきです。
髪型をこだわる際に意識するポイント
営業職にふさわしい髪型にするために、意識すべきポイントは以下の通りです。
- 清潔感
- 安心感や信頼感
- ある程度のお洒落
まず、最低限のマナーとして人前に出る際の清潔感を重視しましょう。その上で、黒髪や落ち着いた色、デザインのヘアゴムなどを使い、安心感や信頼感を打ち出すのが理想です。また、奇抜にならないようなこざっぱりとしたお洒落は、できる営業パーソンのイメージにつながります。これらのことを意識しながら髪型をまとめると良いでしょう。
営業職にふさわしい髪型で、売上アップにつなげよう
営業職にふさわしい髪型とは、顧客や取引先など商談相手にとって安心感や信頼感を持てるものです。個性を出しすぎず、爽やかで落ち着いた髪型に整え、売り上げアップにつなげていきましょう。