SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

大手企業への営業戦略と実践~持続的な事業成長に向けて~ 『エンタープライズセールス』出版記念イベント by SalesZine

2024年11月20日(水)15:00~17:10

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

お申し込み受付中!

Sales Tech ホットトピックス(AD)

「商談」から「相談」の時代へ、ICTBの法則が紡ぐ新時代の営業 決裁者マッチングのパイオニアに聞く

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

 顧客自ら情報を収集するようになり、BtoBビジネスにおける「商談」の役割は変化した。たとえば顧客のニーズの把握はマーケティング部門が担い、営業は提案・クロージングに集中できるようになった組織もあるだろう。常に顧客の購買行動に合わせて変化してきたBtoBセールスだが、現在はどのような変化が巻き起こっているのだろうか。本稿では2014年からパイオニアとして「決裁者マッチング領域」を牽引してきたオンリーストーリー 代表取締役CEO 平野哲也さんが登場。これからのBtoBセールスにおいて必要な考え方についてうかがった。

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

個の時代の営業が意識したい「ICTB」とは?

──まず、オンリーストーリ―さんの事業や特徴についてご紹介いただけますか。

当社は、決裁者マッチングプラットフォーム「チラCEO」を運営し、累計約26億円調達した実績があります。業界内でもいち早く2014年に事業をスタートし、約8年間決裁者マッチングの領域を極めてきました。本日はそんなオンリーストーリーの活動を通して気がついたBtoBセールスのヒントの中からひとつをお伝えします。

──近年のBtoBセールスの変化について、背景から教えていただければと思います。

近年は「個」がより重視される時代になってきていますよね。BtoBの購買も、企業ではなく人から買う時代に変化してきていると思います。とくに買い手が経営者の場合、その傾向が顕著だと考えています。

株式会社オンリーストーリー 代表取締役CEO 平野哲也さん

従来の購買フローは、明確に「これを買いたい」というニーズがあり、そのサービスを提供する会社をいくつか比較して実際に相見積もりをとったうえで、良い会社に発注をする流れでした。ところが、今は数えきれないほどサービスがある時代。たとえば、ホームページ制作を依頼できる企業は世の中に何万社とありますよね。すべてを比較するわけにはいかないため、自然と「出会った企業や人の中から決めていく」流れになっていきます。

もちろん従来の購買フローも残りますが、当社はこれからの時代は「ICTB型」の購買フローが増加すると考えています。ICTBというのは、イシューのI、コンサルティングのC、トラストのT、バイのBを合わせた造語です。まずイシューとは、「売上を上げたい」「人が辞めて困っている」など、買い手が漠然と抱えている課題です。この階層で売り手が買い手と出会って、対話が生まれます。

たとえば、売上に困っている社長さんと私がお会いして会話することで、「リード不足を懸念されていますが、実はリード対応する営業担当の不足が問題ではないですか?」と発見が生まれるわけです。この相談(コンサルティング)を通して、社長さんから「たしかにそうなんだよ」と信頼(トラスト)をいただき、「どうせ頼むんだったら平野さんに頼もう」と購買(バイ)につながっていくイメージです。この流れをICTBと呼んでいます。

ICTBのイメージ図

とくに経営者の方は、相手の人柄を見ることで、その先のサービスを見極め、投資するように購買する傾向があると考えています。

いかに「トラスト」を得るかが鍵

──なるほど。人から買う、さらに投資するように買うという傾向を踏まえると、BtoB営業の仕方も変化が必要ですね。

セールスパーソンの方の営業にも次の3つの段階があると思っています。

  1. 説明型(ただ自分の商材を説明するだけ)
  2. 提案型(相手のニーズを聞きながらそれに対してオーダーメイドしながら説明する)
  3. コンサルトラスト型(コンサルティング+トラスト)

コンサルトラスト型とは、相談を受けた内容を基に、相手に対して発見や学びがあるアウトプットをすることで納得・信頼してもらう、「コンサルティング」と「トラスト」をつなげた造語です。コンサルトラスト型営業ができないと売れない商材があったり、コンサルトラスト型営業ができることで競合との相見積もりに勝ちやすくなったりすることがあるため、これから先の正解のない時代の中でより価値が増していくと考えています。

──とはいえ、人から買うというのは一定の規模感の会社までで、大手企業の場合はより細かい稟議があり、営業個人の力だけは難しいのではという声も聞こえてきそうです。

そのあたりも補足しますね。まずひとつ言いたいのはすべてこれが当てはまるというわけではありません。その上で、規模が違うと、「個のトラスト」への持っていき方に少し違いが出てきます。

これは「恋愛」と「結婚」の違いで考えるとわかりやすいかと思います。規模が大きくない会社であれば、決裁者と担当者が同一人物であることが多く、恋愛型(当人同士のコンサルトラスト)で購買が決まることがあります。ところが、大手企業の規模になると、恋愛型のように当人同士だけでなく、後ろ側にいるご両親の決裁や信頼を獲得する「結婚型」になります。

このときに大切になってくるのが、その立場の人によって見るポイントが違うということです。たとえば、ある親御さんは、お相手の収入や家柄を見るかもしれません。ビジネスであれば、その人の過去の実績やSNS等での発信内容、数字シミュレーションなど個の要素を見たりします。このように個人によって信頼をするトリガーが違います。

──語る実績がない企業はどのようにすれば良いのでしょうか。

そのような場合には担当者から上司(=決裁者)にどのように話を上げてもらえるかが肝になります。担当者が「こんなサービスがあるのですが、どうですかね?」と指示をあおぐかたちなのか、「このサービスを自分は使いたいんです」と高い温度感で語るのか。決裁者の心はそこでゆらぎます。担当者に信頼してもらい、その担当者から決裁者への推薦度を高めることが重要です。

──自社の場合は、どのようにコンサルトラストしたら良いのかわからない方も多そうです。

そんな方向けに、今まで決裁者マッチング一筋で8年やってきた実績と、2万件以上の決裁者同士のマッチングを創出し蓄積したノウハウを基に、BtoBセールス相談会を10月から先着10社で実施します。本記事を読んだ方限定で、私(代表平野)が直接対応いたします。ぜひお申し込みいただけたらと思います。

本記事を読んだ方限定! 無料の相談会を実施中です

BtoBセールス・マーケティングにおいて課題をお持ちの方は、ぜひこちらのフォームから「BtoBセールスの無料の相談会」にご応募ください!本記事を読んだ方限定です。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/3963 2022/10/06 11:00

イベント

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年11月20日(水)15:00~17:10

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング