SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

SalesZien Day 2025 Winter

2025年1月28日(火)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

お申し込み受付中!

SalesZine Day 2022 Summer(AD)

問い合わせ数が倍増、セミナーの申し込みは9倍に! 見込み顧客を開拓する「SATORI」の活用法

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

問い合わせ数2倍! 老舗メーカーの活用事例

 当然のことながら「契約してツールを導入すれば万事解決する」というものではない。MAを機能させるためには「どう使うか」が重要だ。関氏は「SATORI」を導入して顕著な成果を出した4社の事例を基に、活用のポイントを解説する。

 1社めは、問い合わせ数が2倍になった老舗機械部品メーカーの事例だ。同社は対面営業が主流営業手法をとっており、業界においてはトップクラスの知名度を誇っていた。主な売上は既存顧客からの創出が中心となる。一方で、新規顧客の開拓に課題を抱えていた。

 元々は展示会で名刺交換をした人に後日電話をかけてアポをとっていたが、コロナ禍でアプローチの変更を余儀なくされた。名刺・顧客情報の管理から受注までの全プロセスをひとりの営業担当者が担っていたため、営業活動は属人化。個人の力量に売上が左右されていた。

 そこで同社はMAツール「SATORI」を導入し、まずはWebサイトを訪れたユーザーの行動を可視化した。次に、商品に興味を持っていることが想定される顧客をグルーピング。検討が高まった顧客の行動条件に該当したグループを抽出し、Web接客機能を使ってメッセージを表示するようにした。これらのアプローチが、問い合わせ数の2倍増につながったという。

 関氏はこの事例のポイントとして「見込み顧客のグルーピング」「導線の明確化」「的確なメッセージの表示」の3点を挙げる。

「Webサイト訪問者の中から『特定の商品のページを頻繁に見ているユーザー』『導入事例や料金ページを見ているユーザー』をグループ化しました。これらのグループを今すぐに情報が欲しい見込み顧客と捉え、彼らにだけ画面右下に導線をポップアップ表示。遠回りをさせず、問い合わせページへ直接誘導することにより、問い合わせのハードルを下げることができたのです」(関氏)

施策のパーソナライズでセミナーの申込数を9.2倍に

 2社めは、セミナーの申し込み数が9.2倍になった大手金融機関の事例である。デジタル化自体は進み、Webサイトに一定数の流入はあった同社だが、リードの獲得にまでは至らず。また複数の商材を扱っているにもかかわらず、顧客とのコミュニケーションが通り一遍になってしまっている点にも課題を感じていたという。

 そこで同社は「SATORI」を活用。誘導したいセミナーコンテンツに合わせた訴求と導線の強化を行った。Webサイトの訪問者に対してWeb接客機能でメッセージを表示し、その後は特定のアクションをとった顧客に対して送信するメールのシナリオを変更。パーソナライズしたコミュニケーションを自動で行えるようにした。

「1人ひとりの行動に応じてシナリオメールを出し分けることにより、成約前のコミュニケーションだけでなく、成約後の定着や関係性の構築にも『SATORI』を役立てていらっしゃいます。ほかにも、メールの特性に合わせた件名を付けるなど工夫を重ね、開封率80%を実現されているそうです」(関氏)

次のページ
闇雲なテレアポから脱却し商談化率も向上!

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
SalesZine Day 2022 Summer連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

石田仁志(イシダヒトシ)

IT系フリーライター、記者。IT系の業界紙で記者として15年活動、編集部門のトップを経てフリーに。エンタープライズ系からTech系、組込み系まで幅広い領域を取材。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/3814 2022/09/01 11:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2025年1月28日(火)13:00~18:20

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング