導入企業が感じた効果 今後は外部連携にも着手
――「RemoteOperator Sales」の効果として、どんな声が活用企業から寄せられていますか?
移動時間が削減されたことで対応できる案件が増加するなど営業活動の効率化ができたという導入企業様は多いです。さらに、これまで限界があった電話でのコミュニケーションで、1歩踏み込んだ会話ができるようになったという声もいただいています。アポをとった1週間後に会うのではなく、「このあと15分良いですか?」という無駄のない商談ができるのも利点で、導入後に非対面営業での成約率が2倍になったユーザー様もいらっしゃいました。また、移動時間が全体的に減ったことにより、確度の高い提案先やお付き合いのある顧客への訪問に十分な時間を充てることができるという効果も伺っています。
提案から見積もり作成までトータル約1ヵ月かかっていた営業活動に「RemoteOperater Sales」を使うことで、電話で興味を持ってくれた顧客とそのまま資料などを共有することができ、見積もりの作成まで早ければ1日で完結させることができているというユーザー事例もあります。
――導入企業はどういうキーワードや課題をきっかけに御社を見つけて問い合わせるのでしょうか?
最初の頃は「働き方改革」という課題から「RemoteOperator Sales」にたどり着く方が多かったです。最近は「インサイドセールス」や「営業の質の均一化、標準化」というキーワードが増えてきました。訪問営業の場合、商談中の会話がブラックボックス化しがちですが、インサイドセールスの場合は上長が近くで会話を聞けたり、独り立ち前の新人の横に先輩が付いて商談を行えたりするので、教育にも有効です。
――最後に、上林さんが今後チャレンジされたいことを教えてください。
モノ売りではなくコト売りとして、お客様の業務に寄り添ったつくりで「RemoteOperator Sales」の定着化を図り、継続して使っていただけるようにしたいです。具体的には他社製品との機能連携に着手したいと考えています。たとえば、普段使っているツールやシステムとの親和性が高いとユーザーに定着しやすくなると思うので、そのあたりに取り組んでいく予定です。加えて、お客様から寄せられる声は開発チームに共有し、機能改善も積極的に行なっていくつもりです。良い意味での未完成品としてベストを追求し続けたいですね。
個人的には顧客側が足を運ばなければならないBtoCの業種や営業シーンにもニーズがあると考えているので、提案の幅を広げていきたいです。