2019年11月14日、マイクロソフト コーポレーションと米国セールスフォース・ドットコムは進化するビジネスニーズに対応し、生産性を高めるために戦略的パートナーシップを拡大する計画であることを発表した。
セールスフォース・ドットコムは、Microsoft AzureをSalesforce Marketing Cloudのパブリッククラウドプロバイダーとして指定。また、Salesforce Sales CloudとService CloudをMicrosoft Teamsに連携させる新しいインテグレーションも開発していく予定。
今回のパートナーシップにより、セールスフォース・ドットコムはMarketing CloudをAzureに移行。これにより、セールスフォース・ドットコムは顧客の需要の拡大に応じてMarketing Cloudのパフォーマンスを最適化できる。顧客のオンボーディング時間が短縮され、Azureのグローバル拠点も活用することができるためグローバルにそして迅速に事業を拡張できるようになり、かつローカルデータのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスの要件に対応できるようになるという。
セールス・サービスに従事するユーザーがSalesforceレコードをTeamsから直接検索、表示、共有できる新しい統合を構築予定。 Salesforce SalesおよびService Cloudと連携する新しいTeamsは2020年後半に利用可能となる。
各社のコメントは下記。
セールスフォース・ドットコム 共同CEOマーク・ベニオフ氏/キース・ブロック氏
「セールスフォース・ドットコムは、お客様に信頼と成功をもたらすことに絶えず注力しています。マイクロソフトとのパートナーシップを拡大し、AzureおよびTeamsと最先端のCRMを統合して、すばらしいカスタマーエクスペリエンスを提供できることを嬉しく思います」
マイクロソフト CEOサティア・ナデラ氏
「すべての企業がデジタル企業になりつつある世界では、すべての顧客とパートナーが当社の主要なプラットフォームでエクスペリエンスを構築できるようにしたいと考えています。AzureとMicrosoft TeamsのパワーをSalesforceとひとつにまとめることで、Microsoft Cloudの力を活用して顧客により良いサービスを提供できるようにすることを目指しています」
マリオットインターナショナル デジタル、流通、収益戦略、グローバルセールス担当グローバルオフィサー ライアン・キング氏
「Salesforceとマイクロソフトの組み合わせにより、チームはよりよく連携して、すべてのタッチポイントでのゲストエクスペリエンスを向上させることができます」
ユニリーバ チーフテクノロジーアドバイザー ジェーン・モラン氏
「Salesforceとマイクロソフトの強力な組み合わせにより、これまでにないほど生産性を高め、相互につながり、お客様とつながることができます」