アドビは従業員数300人以下の中小企業を対象に、「業務効率化に関する実態調査」を実施した。
今回の調査では、業務のデジタル化について回答者の6割以上(62.9%)が「重要(極めて重要・重要)」と回答。職業別に見ると「重要(極めて重要・重要)」の回答がもっとも多いのは、事務に従事している従業員(70.0%)だった。
一般的な契約書の署名方法を聞いたところ、回答者の約9割(89.8%)が「紙の書類にペン等で署名」と回答。電子サインソリューションを使用しているという回答は3.9%にとどまり、中小企業における電子サインソリューションの普及はこれからという結果となった。
紙の書類にペンなどで署名した後の保存方法の内訳は、「デジタル文書として保存」している企業が約3割(31.3%)、「紙の書類として保存」が約6割(58.5%)という回答で、中小企業では「一般的な契約書は紙の書類にペン等で署名し、紙の書類として保存」するのがもっとも多い(58.5%)という結果となった。
業務効率化に関する実態調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 実施対象:412人
- 対象内訳:経営者・役員(35)、事務系会社員(130)、技術系会社員(90)、その他会社員(157)
- 企業規模:従業員数300人以下
- 調査地域:全国
- 調査期間:2019年6月20日(木)~21日(金)