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社内デジタル化の壁、もっとも多いのは「導入によるワークフローの変更」と「専門人材の不足」/SMB調査

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 SMBは、経営者と管理職を対象に「社内デジタル化による効果と課題」に関する調査を実施した。

デジタル化推進の目的と背景

「現在、どのような業務でデジタル化が進められていますか?(複数回答可)」と質問したところ、「文書管理」が57.1%でもっとも多く、「勤怠」が52.4%、「スケジュールや予約状況の管理」が52%という結果になった。

「デジタル化を進めようと考えた理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「業務効率と生産性の向上」が58%でもっとも多く、「情報の共有」が33.9%、「データ活用による経営判断の迅速化」が33.2%という結果になった。

 また「デジタル化を進めるために導入したシステムツールについて、選定のポイントを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「使いやすさ・操作性」が55.4%でもっとも多く、「セキュリティの高さ」(38.2%)、「サポート体制の充実度」(31.2%)と続いた。約6割が「使いやすさ・操作性」を選定のポイントと回答したことから、導入ツールは「使いやすい」ことを重視して選ばれる傾向がうかがえる。

デジタル化を進めるまで

「構想から、実際にデジタル化の本格稼働までにどの程度の時間を要しましたか?」と質問したところ、「1~2年未満」が32.1%でもっとも多く、「2~3年未満」が20.4%、「6か月~1年未満」が18.7%という結果になった。半数以上が「1~2年未満」「2~3年未満」と回答したことから、デジタル化は2年程度と比較的中長期のプロジェクトとして進められるケースが多いことがわかる。

 続いて、「デジタル化を進める上で、最も障壁となったことを教えてください」と質問したところ、「導入によるワークフローの変更」「専門人材の不足」(17.4%)がもっとも多く、「導入したシステムへの新たな課題対応」(14.2%)、「運用/使用方法の説明」(13.5%)と続いた。

デジタル化による成功事例

「デジタル化によって得られた最も大きな成果やメリットを教えてください(上位3つまで)」と質問したところ、「業務プロセスの効率化」が43.8%でもっとも多く、「業務効率化によるコスト(人件費)削減」が36.1%、「エラーやミスの軽減」が20.3%という結果になった。

 さらに「デジタル化を進めたことで、どの程度業務が効率化されたと感じますか?」と質問したところ、次のような結果になった。

  • 「90%以上」3.7%
  • 「70~90%未満」9%
  • 「50~70%未満」24.4%
  • 「30~50%未満」29.1%
  • 「10~30%未満」26.9%
  • 「10%未満」5.7%
  • 「全く効率化されていない」1.2%

「デジタル化を進めたことで、従業員の残業時間にどのような変化がありましたか?」と質問したところ、「とても減少した」が11%、「やや減少した」が48.2%と、約7割が残業時間が減少したと回答した。

デジタル化したあとの課題

「デジタル化を進めた後に課題だと感じていることがあれば教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「社員のスキル不足」が34.3%でもっとも多く、「コストの増加」(29.8%)、「業務プロセスとの不一致」(28.1%)と続いた。

 最後に「課題を解決するために、どのようなシステムツールがあるとよいと思いますか(複数回答可)」と質問したところ、「シンプルな情報表示」が43.4%でもっとも多く、「カスタマイズしやすい」(39.3%)、「直観的・簡単に操作できる」(39.1%)が続いた。

調査概要:「社内デジタル化による効果と課題」に関する調査

調査期間:2024年12月19日~12月20日

調査方法:PRIZMAによるインターネット調査

調査人数:1,022人

調査対象:調査回答時に経営者と管理職であると回答したモニター

調査元:SMB

モニター提供元:PRIZMAリサーチ

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