UNITEは、電算システムのセールス組織再編と強化の支援を行い、商談数前年比200%を達成した事例を公開した。
導入の背景
電算システムは、1967年に岐阜県で創業した独立系総合型情報処理サービス企業。情報処理サービス事業と収納代行サービス事業を中心にさまざまなソリューションを提供しており、近年ではクラウドビジネスにも注力している。2024年の事業拡大にともない、組織をふたつの事業本部へ再編。とくにGoogleパートナーとしてのビジネス推進において、セールス組織の強化を重要施策として位置づけている。
電算システムでは、4、5年前からフィールドセールスだけでは対応が難しくなり、リードの増加にともなう営業効率向上の必要性を感じていた。当初は新人育成の場と位置づけていたインサイドセールスを、本格的な営業活動の一環として再構築することが課題となっていた。
そこで、電算システムは、インサイドセールスの改革を進めるにあたり、UNITEが提供する包括的な支援を採用した。UNITEの提案は、コンサルティングによる全体設計と現場での実務支援を一貫して提供する点が特徴だった。
<UNITE 執行役員 相村氏のコメント>
SI企業特有の商材や商談サイクルへの理解が深く、具体的かつ実践的な支援を提供できた。
具体的な成果
商談数前年比200%を達成
2023年と比較して、商談創出数が200%に増加。この成果は、既存メンバーの活動の質向上によるものであり、人員増加によるものではない。具体的には、次のとおり。
- 月間コール数が300件から400~500件に増加
- 1回のコールで複数商材を提案する効率的なアプローチの実現
- チーム全体の目標設定と進捗管理の明確化
また、UNITEの支援により、自発的な改善提案が出るなど、組織全体のスキル向上が実現した。
今後の展望
今回の取り組みでUNITEが培ったノウハウを、現在取り扱うほかのプロダクトへ展開し、さらなる事業拡大を目指す。電算システムでは、UNITEの支援を通じてインサイドセールスチームの自走化に向けた基盤を構築。今後は、他部門への成功モデルの展開やマーケティングの内製化も視野に入れていく。
<UNITE 執行役員 相村氏のコメント>
協業は中期経営計画を実現するための重要な一歩でした。今後も営業組織全体の強化を進めていきたい。