クラウド試験運用システム「ラクテス」を運営するサイトエンジンは、直近2年間に転職活動をした20~50代の正社員328名を対象に、「リスキリング・スキルアップ機会の提供と従業員の定着に関する調査」を実施した。
<調査概要>
- 調査実施期間:2024年1月29日~30日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査機関:サイトエンジン調べ(調査ツールFastask使用)
- 調査対象:2022年1月以降に転職活動をした20~50代の男女正社員328名
調査の背景
人工知能(AI)を含むデジタル技術の急速な進化により、多くの業界や企業で新しいスキルや知識が求められている。そのような背景から、サイトエンジンは、必要なスキルを獲得するための「リスキリング・スキルアップ」の機会を従業員へ提供し、育成に注力することが企業にとって必要だと考え、調査の実施に至った。
調査結果
過去2年間に転職活動をした主な理由をたずねた。その結果、「給与や待遇の改善のため」が46.3%でもっとも多く、次いで、「キャリアアップのため」が34.8%と続いた。「リスキリングの機会を求めて」と回答した人は29.3%であった。
年代別では、20代の29.6%、30代の35.8%、40代の22.6%、50代の25%が「リスキリングを求めて」と回答した。また、「スキルや専門性の向上のため」と回答したのは、20代は28.4%、30代は32.5%、40代は24.3%、50代は16.7%であった。
20代の92.5%、30代の93.7%、40代の79%、50代の66.6%が「現在の職場にリスキリングやスキルアップの機会があれば、現在の職場で働き続けたい」と回答した。
現職でのスキルアップやリスキリングの満足度について質問したところ、「非常に満足している」が18.3%、「概ね満足している」が33.8%となった。一方、「どちらともいえない」が23.8%、「あまり満足していない」が12.2%、「全く満足していない」7.3%という結果になった。
20代の90.2%、30代の87.5%、40代の84.3%、50代の75%が、転職先候補である企業のリスキリングやスキルアップの機会の有無が、就職先の選択に影響を与えると回答した。
職場で提供されているスキルアップやリスキリングの機会は「社員の資格取得などを支援」(47.1%)がもっとも多く、次いで「従業員同士の勉強会」が37.9%、「Eラーニングの実施」が34.7%と続いた。