リプロキャリアは、2023年11月より、管理職以上の女性を対象としたリーダーシッププログラム「Ready for Leadership」の提供を開始することを発表した。6ヵ月間にわたる伴走支援型の研修およびプログラム卒業後のコミュニティの運営により、女性の部長職・役員・取締役候補育成に向けた支援を行う。
人的資本経営の流れを受けて、女性の上級管理職(部長・役員・取締役)の育成に期待が寄せられている。2023年度の女性活躍骨太の方針では「25年をめどに女性役員をひとり以上選任・2030年までに女性役員の比率を30%以上とする」ことが定められた。そこで、リプロキャリアが複数の上場企業に対して女性上級管理職の育成に関する調査を行ったところ、次のような回答が得られた。
- 女性本人も、その上司も、役員や経営層も、ダイバーシティへの理解が浅い。このまま登用だけを進めても単なる数合わせになってしまい、ダイバーシティの本来の目的は達成できないのではないか
- 管理職(課長職相当)昇格後は、本人の実力次第になっている。しかし、アンコンシャスバイアスや性別役割分担の影響から、女性が実力を発揮できる土壌が出来ているとはいいがたい。それにもかかわらず、支援がないのが現状だ
- ロールモデルや仲間がいなくて孤独、という課題はずっとついて回るだろう
このような状況を受けて、リプロキャリアは、女性自身のスキルアップに限らずこれらの問題を解決することが女性上級管理職の育成につながると考え、「Ready for Leadership」の提供開始を決定した。
Ready for Leadershipの目的
- 女性自身の、ゆるぎない自己と高い視座のリーダーシップ(個の強化)
- 女性自身、その上司、経営層のダイバーシティリーダーシップへのコミットメント(組織の変革)
- コミュニティを通じた継続的な仲間づくり
これらの3点を目的に、少数精鋭型・6ヵ月間の伴走支援型プログラムを実施する。
講座概要
- 期間:2023年11月~2024年4月(全6回、いずれも10:00~16:00を予定)
- 形式:各企業より派遣された受講者が参加する異業種交流型研修。初回のみオンライン開催、2回目~6回目は東京にて現地開催
- 対象者:課長職(相当)以上の女性管理職で、次のステージ(部長・役員・取締役)への昇格を目指したい/期待されている人