ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパンは、オーティー情報システムと共同で、自動車ディーラー向けにデジタルセールスによる営業支援ソリューション「トヨトーク」の販売を開始したことを発表した。本ソリューションは全国トヨタ系販売会社向けに展開を予定している。
提供背景
一部のトヨタ系販売会社では、「LINE WORKS」を導入し、社内コミュニケーション基盤としての活用や、「LINE WORKS」が顧客のLINEとつながることで、電話・メール・ SMSに変わる顧客へのコミュニケーションツールとして活用されている。
また一方で、販売会社ではトヨタ自動車が販売店に提供する販売店CRMを使用し、顧客情報に基づいて、点検サービス案内や新車販売を目的とした営業活動を行っている。その中で、「LINE WORKS」をすでに導入済みの販売店からは「LINE WORKS導入の効果を最大限に発揮したい」、また顧客からは「点検案内をLINEで送って欲しい」などの要望を度々受けていた。
従来の営業活動および追客方法
自動車ディーラーにおける顧客フォローは、主に次のような方法で実施されている。
- 販売店CRMのユーザーインターフェースでDM発送、メール送信を行う
- 電話・メール・SMSでフォロー
また、「LINE WORKS」を活用した場合は、主に下記のステップで営業活動が実施されている。
- 「LINE WORKS」のアドレス帳を開き、ニックネーム管理されている顧客を探す
- 「LINE WORKS」のトークルームに遷移し、メッセージを送信する
上記の2パターン、計4ステップが、「トヨトーク」を導入することで、ワンタップ(1ステップ)に短縮され、顧客フォローの負担を軽減する。
自動車ディーラー向けのパッケージソリューション「トヨトーク」の概要
販売店CRMと、ビジネスチャット「LINE WORKS」が連携し、追客指示や誘致案内指示を一斉配信できるパッケージシステム「トヨトーク」の提供を開始した。
「トヨトーク」では、管理コンソールから販売員に向けて自動で追客指示を出し、その指示を販売員が「LINE WORKS」上で受け取り、ワンタップ(1ステップ)のUXにより「LINE WORKS」とつながった顧客のLINEに配信を行うことが可能。
※一斉配信・リッチメニュー機能はテクノロジーズが提供するSaaSサービス「Circle(サークル)」を利用している。