コミュニティサクセスプラットフォーム「commmune(コミューン)」と、効率的なカスタマーサクセスのためのアクション基盤「SuccessHub(サクセスハブ)」を提供するコミューンは、AIを活用し、コミュニティ体験の最適化を推進していくことを発表した。
第1弾として、ChatGPT(gpt-3.5-turbo)を活用した、投稿文に対するコメントの自動推薦機能(β版)をリリース予定。また、社内に「コミュニティAIイノベーション室」を創設するとともに、社内の全てのエンジニアに対してGithub Copilotの提供を開始した。
AIを活用した新機能の開発
1)ChatGPTを活用したコメント候補文の自動推薦機能(4月末リリース予定)
ChatGPT(gpt-3.5-turbo)を活用し、コミュニティマネージャー(管理者)向けに「ユーザーの投稿文に対する返信コメントの内容を自動推薦する機能」を4月中にβ版としてリリース予定。本機能により、企業とユーザーの双方向コミュニケーションの質と量を同時に高めるとともに、コミュニティマネージャーの運用工数の軽減とユーザー体験の向上を目指す。
※コメントの自動返信機能ではなく、コメントの内容文を推薦する機能であり、実際の返信(投稿)はコミュニティマネージャーの確認を経て行われる。
2)レコメンドウィジェット機能(6月以降にリリース予定)
直前に閲覧したコンテンツや、ユーザー1人ひとりの属性や興味関心にもとづいて「おすすめ投稿」を表示する機能。パーソナライズされた適切な情報を届けることで、ユーザー体験・エンゲージメントが向上するとともに、他投稿への新たな動線の創出によりコミュニティ内の回遊率の促進が期待できる。また、コミュニティマネージャーはコミュニティ内の回遊データを通して、ユーザーの興味関心をより精度高く把握することが可能になる。ウィジェットの開発と並行して、機械学習を活用したレコメンドロジックの研究開発も推進していく予定。
「コミュニティAIイノベーション室」の創設
社内にAI関連技術を追求する専門チームを創設。今回リリース予定の新機能のような、AIを活用した機能の提案と開発を進めていく予定。
1人ひとりのメンバーのAI活用を促進
開発生産性の向上のために、社内のエンジニア全員にGithub Copilotのライセンスを付与。すでに利用しているエンジニアからは「コーディングスピードが倍になった」「Github Copilotからサジェストされるコードは知識外のことも含まれており、新しい知見を得ながらより良い品質のコーディングができるようになった」などのポジティブな声が挙がっている。