イノベーションのグループ会社である、Innovation & Co.は、BtoBビジネスでマーケティングオートメーション(MA)ツールの利用経験のある人を対象にネットリサーチを行い、MAツール活用状況に関する実態調査を行った。
調査概要
調査概要:MAツール活用状況に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年10月21日~10月25日
有効回答:438名
80%以上がMAツール導入検討時に各機能を重視
MAツール導入検討時における各機能の重要度を質問した結果、ほぼすべての機能において、80%以上が「重要である」(「決め手になった」 「必須条件だった」 「あれば望ましい条件だった」と回答)と考えていたことがわかった。
すべての機能において「活用していない」の回答が過半数を超える結果に
MAツールの各機能の活用状況について質問した結果、もっとも活用されている「サイト来訪分析機能」においても、「活用している」が49%、「活用していない」が51%となり、すべての機能において「活用していない」の回答が過半数を超えた。
導入後に活用ができていない主な理由をたずねた結果、「使う理由や場面がなかった」「リソース不足で使えなかった」「難しくて使えなかった」という理由が多かった。
運用代行サービスを利用している企業ほど、各機能を活用できている割合が高い
MAツール運用代行サービスを利用している企業は、利用していない企業に比べて、MAツールのすべての機能において活用できている割合が高いことがわかった。
39%がMAツール運用代行サービスを利用、42%が「有料では使いたくない」
MAツール運用代行サービスは39%が「有料で使っている」、18%が「有料で使ってみたい」、42%が「有料では使いたくない」と回答した。「有料では使いたくない」と回答した人にその理由をたずねたところ、うち25%が「費用が高い/費用をかけられない」「優先度が低い」と回答した。
調査結果より(Innovation & Co.の見解)
調査の結果から、多くの企業がMAツールを使いこなせていないことがうかがえる。MAツールを提供するベンダーが多く存在する中、いかに自社の課題や人員に合ったツールを選択できるか、場合によっては代行サービスを活用し、立ち上げや社内オンボーディングとして利用し、効果的に運用できるとよいといえる。