イベントマーケティングサービス「EventHub」を運営するEventHubは、セールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesを引受先とする第三者割当増資を実施し、シードラウンドの調達を完了。セールスフォース・ドットコムと協業し、Salesforce上の取引データとの連携を開始する予定。
EventHubは企業がイベントを開催・出展する際にマーケティング効果の指標としているリード・商談獲得の効果を高めるツール。2018年より、イベントの出展企業や来場者が効率よくビジネスマッチングができるイベントマッチング・ウェブアプリを提供してきた。今後は、マッチング機能に加え、ビジネスのシーズ・ニーズのレコメンド機能や、イベント登壇者に対するQ&A・ポーリング機能など、イベント参加者のエンゲージメントを高めた上で適切なビジネス交流を促す機能をさらに実装していく。
セールスフォース・ドットコムとの協業により、イベントに参加する企業がイベント内で獲得したリードや実施した商談の情報を自動的にSFAに記録する仕組みや、自社の取引データベースを参照し既存の取引先や親和性が高い企業がイベント会場にいる際に、両社を結びつける仕組みを提供していく予定。
両社代表は以下のようにコメント。
「活動を開始してから数々の展示会、カンファレンス、商談会の主催・参加企業様からお問い合わせいただく中で、どんなにテクノロジーが進んでもビジネスにおける『対面』で話す価値は消えないどころか、最重要視されてきている確信があります。世界最大級のSFA提供者であるセールスフォース・ドットコムと共に企業様のイベント・マーケティングのご支援ができるよう引き続き精進いたします」(株式会社EventHub 代表取締役 山本理恵)
「以前からイベント・マーケティングの領域は大きい市場であるにもかかわらず、その中での効果を高めるソリューションが少ないと感じておりました。そんな中EventHubとのご縁があり、EventHubが解決したい課題、そしてこの領域のポテンシャルに共感し、支援に至りました。Salesforceとのシナジーも非常に高く、今後支援していくことで企業のイベント営業活動を後押しし、さらなる業界の成長に寄与できるよう全面的に支援していきます」(セールスフォース・ドットコム Salesforce Ventures 日本代表 浅田慎二)