Sansanと帝国データバンクは、企業間の取引・人脈ネットワークの分析をテーマとした共同研究を開始することを発表。
両社は、2016年10月の包括提携に基づき、名刺情報と企業情報の連携を進めてきた。今回の共同研究は、その一環である。
帝国データバンクの研究開発部門であるTDB総合研究所は、自社の収集した企業間取引データをもとに、取引ネットワークの観点から企業活動のライフサイクルや経営状況の予測、日本の産業行動や地域経済に関する高度な実証研究を複数の大学とともに行ってきた。
また、Sansanのデータ統括部門であるDSOC(Data Strategy & Operation Center)では、名刺データを統計的に分析することにより、営業戦略としてターゲット企業の意思決定者との名刺交換状況や、営業をよく受ける傾向のある担当者の傾向を明らかにしてきた。
今回の本共同研究により、営業などの企業間の接触がどのように取引につながっていくのかなどについて明らかにすることで、企業の営業活動やマーケティング活動に新しい価値を提供するサービスの検討や、日本経済のさらなる発展に寄与する知見を発掘・提供することを目指す。