SAPジャパンは、村田製作所が「グローバル経理財務システム」の基盤を、SAPの次世代クラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」に移行し、稼働を開始したことを発表した。
村田製作所はさらなる事業の飛躍のために、M&Aをした会社の統合も含めた経営基盤の強化を進めており、経理財務システムにおいても、グローバルで標準化されたシステムの構築を推進してきた。2018年には「グローバル経理財務システム」の基盤として採用したERPのSAP S/4HANAを日本において稼働開始し、ヨーロッパ、アメリカ、アジアへとグローバル展開を進め、海外18法人で活用している。より変化の激しい環境に対応し、最新のデジタル技術やイノベーションを迅速に適用することを目的にシステムのクラウド化を推進するべく、同サービスへの移行が決定した。
RISE with SAPを利用することで、年1回のテクニカルバージョンアップ費用が不要となり、より最新のテクノロジーを享受しやすくなった。また、柔軟なライセンス契約形態への変更が可能であるため、業務形態に合わせてユーザーライセンスを最適化し、TCO(総所有コスト)の削減にも貢献している。