BtoC向けオンライン商談システム「ROOMS」を提供するBloomActは、エヌ・ティ・ティ・データが提供するオンライン商談中の営業と顧客のコミュニケーションを分析するサービス「Com Analyzer」と連携した「表情・発話分析機能」をリリースした。
2019年5月から発話者1人の印象を動画から分析するツール「Com Analyzer」を提供してきたNTTデータ。昨今のコロナ禍における非対面営業のニーズの高まりを受けて、オンライン商談ツールで録画した動画から双方向のコミュニケーションを分析するサービスを実現するうえでの連携先サービスパートナーを選定していた。一方、BloomActも商談内容や品質、営業プロセスの可視化を望む多くの声を受けて、商談分析機能の提供を計画していた。
両サービスの相性が良好であったこと、そして両社の目指すべきサービスの方向性や展開ビジョンが一致したことを受けて共同プロジェクトを開始するに至り、約1年をかけて開発検証とユーザテストを重ね、この度正式リリースの運びに。
同サービスでは、ROOMSで商談・録画した「動画データ」と「音声議事録データ」をアップロードするだけで営業担当者と顧客双方の表情・感情・音声を分析し、営業担当者の振る舞いや顧客の反応、面談の雰囲気を分析するレポートを自動生成する。テキスト化された発話内容は感情分析の結果と紐づけて表示されるため、顧客に感情変化が生じた際には前後の会話を振り返ることが可能。また、営業担当者の言い淀み(フィラー)や口癖、NGワードなどを検出することができるため、商談における「改善ポイント」を見つけることができるようになる。
レポートにおいては「表情」「ペース」「落ち着き」「間・沈黙」などの要素を段階的な総合評価し、評価の推移を時系列グラフで表示する機能を搭載。上司は録画された部下の商談データを最初から最後まで見返さずとも、レポートを見るだけで顧客とのコミュニケーションを分析することができ、客観的データに基づいたアドバイスを行うことが可能になる。