インターパークは、インターネット上で全国の営業職500名を対象に「テレワーク実施状況と今後のテレワーク実施意向に関する実態調査」を実施した。
75.2%がインサイドセールスを認知も、「導入している」は26.1%
全国の営業職を対象にインサイドセールスの認知度・理解度を尋ねる設問では、75.2%が「インサイドセールスを認知している」と回答し、「詳しく理解しており、説明できる」は15%であった。「自社においてインサイドセールスを導入している」と回答した営業職は26.1%と昨年比で6.1%増。そのうち34.9%は、外出自粛が取り沙汰された2020年3月以降に導入していた。
全体の32.8%が「過去の顧客に対してまったくアプローチできていない」と回答
「過去の顧客にアプローチができている」営業職の71.7%が「直近1年以内で、過去の顧客が知らぬ間に競合他社と契約に至っていたことがある」と回答。
過去に接点を持って商談を実施した顧客に対するアプローチ状況を尋ねる設問では、「過去に接点を持ち、商談をした顧客に対してまったくアプローチを行えていない」が32.8%でという結果に。また、「顧客にアプローチできている」と回答した営業職の71.7%が「直近1年間において、過去の顧客が知らぬ間に競合他社と契約に至っていたことがある」と回答。そのうち39.9%が「5件以上」と回答した。
顧客へのアプローチ状況を75%以上履歴に残し、社内で情報共有できている営業職は30.8%
顧客へのアプローチ状況を75%以上履歴に残し、社内で情報共有できているかを尋ねると、「できている」という回答は30.8%という結果に。また、インサイドセールスで集めたデータを活用して受注につなげている、という回答者は、顧客へのアプローチ状況を社内で75%以上情報共有できている割合が61.8%であった。
下の内訳のとおり、インサイドセールス導入企業/未導入企業にて、情報共有状況に約1.9倍の開きが見られたことから、「インサイドセールス導入企業においては、顧客へのアプローチ状況を履歴に残し、積極的に社内で情報共有を行う動きがあることが言える」と同社は推察している。
「顧客へのアプローチ状況を75%以上履歴に残し、社内で情報共有できているか?」
- インサイドセールス未導入企業の営業職:25%
- インサイドセールス導入企業の営業職:48.1%
加えて「インサイドセールスで集めた情報を活用し、受注につなげている」と回答した営業職の61.8%が、顧客へのアプローチ状況を75%以上履歴に残し、社内で情報共有ができていると回答していた。
調査概要
- 対象者:全国における、現在営業職に就いている社会人
- 雇用形態:正社員・パート・アルバイト・派遣社員
- 実施期間:2021年5月6日~5月9日
- 有効回答数:500