BONXは、デスクに座ることなく現場で業務に従事するノンデスクワーカーを支援する国内ソフトウェアサービスを調査し、「ノンデスクワーカーTechカオスマップ」を公開した。
日本の労働人口約6,500万人のうち、IT業界・金融業界などのデスクワーカーおよび管理職・事務職を除いたノンデスクワーカー人口は、 総務省統計局が実施した2015年国勢調査および2020年8月労働力調査を元に、BONXが独自に実施した推計では「少なく見積もっても約4,000万人程度は存在している」という。
こうした背景から、BONXは日本国内でノンデスクワーカー支援に向けて展開されているサービス(デスクレスSaaS)を調査し、「ノンデスクワーカーTechカオスマップ(21年4月版)」として公開した。日本標準産業分類を元に、特定業界向けに提供されている「Vertical型サービス」8カテゴリーと、業界に特化せず現場向けの共通機能として提供されている「Horizontal型サービス」に分類をして掲載されている。
調査方法・掲載基準
日本標準産業分類を元に、いわゆる「現場業務」が主体となる業種を特定し、Vertical型サービスとして大きく8カテゴリーに集約。各カテゴリーごとに、次の基準でサービスを調査し掲載した。
- 2021年4月現在、日本国内において企業が実際に導入可能なもの
- 直接的なサービス受益者が、現場で働くノンデスクワーカーの方々主体であるもの
- 直接現場業務を自社で行うのではなく、事業者を支援するサービスと想定されるもの
- スタートアップといった新興中小企業が提供していると想定されるもの
- サービスまたは提供企業のロゴデータの取得が可能なもの
加えて、特定業界に特化していないものの、ノンデスクワーカー支援につながる共通機能を提供しているサービス群を「Horizontal型サービス」として、6つのサブカテゴリーに集約。