矢野経済研究所は、国内の民間企業を対象として郵送アンケート調査を実施し、ERP及びCRM・SFAといった業務ソフトウェアの利用状況を明らかにし、SaaSの利用率について分析した。
CRM・SFAを導入している132社では、SaaSの利用率は28.0%であった。調査元によれば、過去の調査結果と比較してもSaaS利用率は順調に上昇しており、CRM・SFAについては今後ともSaaSを中心に導入が進む見通し。なお、これらのSaaS利用率はアプリケーションを利用するパブリッククラウドのSaaSを対象としており、システム基盤のみをクラウド(IaaS/PaaS)とする利用形態は対象としていない。
本調査は、矢野経済研究所が2018年7月から11月にかけて、国内の民間企業を対象として業務ソフトウェアの導入実態に関する郵送アンケート調査を実施し、528件の回答を得た。ERP(財務・会計、人事・給与、販売管理、生産管理・SCM)やCRM・SFAを現在導入している企業に、SaaSを利用しているかどうかを質問した。