博報堂生活総合研究所は、2020年11月、新型コロナウイルスの流行にともなう昨今の生活者意識や行動に関する調査を実施した。調査結果を受けて、同社は「感染対策に引き続き留意しながら、外食や旅行、レジャーなど、『外』に向かおうとする生活者像がうかがえます」と推察している。
感染拡大以前の普段の状態を100点としたとき、現在の状況下における「生活自由度」の点数を問う設問では、61.4点と、10月からは1.7ポイント増加し、3ヵ月連続で上昇が見られた。4月の調査開始以来、最高点を示した7月と同じ値に。
新型コロナウイルス感染拡大にともなう「行動抑制度」の項目は、前々月から3ヵ月連続で全項目が減少。「交友・交際を控えている」は8.6pt減の66.3%、「外食を控えている」は7.4pt減の61.9%、「旅行・レジャーを控えている」は6.5pt減の72.2%という結果に。「行動変化度」の数値を参照すると、「マスク、手洗いなど感染対策を徹底するようにしている」が91.8%と、引き続き9割を維持していた。
調査概要
- 調査期間:11月5日~11月9日
- 調査対象:首都圏・名古屋圏・阪神圏の20~69歳の男女1,500名