テレキューブサービス、オカムラ、テレキューブ、ブイキューブ、三菱地所の5社は、テレワークのための個室型ワークブース「テレキューブ」を活用した新しいテレワークスペースの提案およびニーズ検証を行うべく、2020年10月1日(木)~2021年3月31日(水)の期間中、「テレキューブWeb会議センター」を新丸の内ビルと豊洲フォレシアにオープンする。
ウェブ会議・面接等に集中できる快適な防音個室を集合形式で設置する実証空間で、新丸の内ビルには9台、豊洲フォレシアには6台設置予定。開設期間中はタブレット端末やWi-Fi、ライティング機器を上記2拠点で計15台新たに設置し、パソコンがなくてもウェブ会議・面接に参加が可能となる「手ぶらでWeb会議」サービスを提供する。
テレワークが注目を集める中、公共の場におけるテレワーク環境の構築を目指すテレキューブサービスでは、これまでオフィスビル・商業施設・鉄道駅などさまざまな場所に「テレキューブ」を設置。現在は東京を中心とした関東圏、大阪府・兵庫県などの関西圏など、53ヵ所に展開している。
新型コロナウイルスの影響により、以前に増してテレワークへのニーズが高まる一方で、「出社時にもウェブ会議の機会が増加したが、自社の会議室数が足りない」「共働きで在宅勤務時にウェブ会議が重なるとお互いの声が入り混じってしまう」などといったテレワーク時の空間的課題が顕在化。また、新型コロナウイルス感染拡大は面接の様態をも一変させ、企業の採用活動ではウェブ面接が一般化。自宅でのウェブ面接は「家族に声が聞かれてしまう」「周囲の音が聞こえてしまったり、背景に室内の様子が映り込んだりしてしまう」「面接中の通信環境に不安」などの懸念点も挙がり、会議だけでなく面接に集中できる空間を求める声も増加している。
「テレキューブWeb会議センター」では、こうしたテレワークや採用面接におけるウェブ上でのコミュニケーションの常態化に着目し、従来の「テレキューブ」に対して、新たにタブレット端末やWi-Fi、ライティング機器を設置した「手ぶらでWeb会議」サービスの提供に至った。同サービスでは、外部とのストレスフリーなコミュニケーションを実現する空間を提供するとともに、まだ見ぬ新しい利用用途の可能性を追求する実証空間・ショーケースとしての役割も担っていく予定だ。