財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービスは、オンライン学習サービスやワンストップ契約サービスの提供を行うサイトビジットと業務提携し、電子契約・契約管理サービス「NINJA SIGN(ニンジャサイン)」の提供を開始した。同サービスでは契約書の作成、締結、保管・管理までのワークフローを可視化し、オンライン上で完結することができる。
昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大や働き方改革の推進により、企業におけるテレワーク・在宅勤務の導入が急速に進んでいる。しかし、経理や総務部門においては、請求書・契約書の作成や押印手続き、送付など「紙」ベースでの業務対応のために、出社を余儀なくされるケースが見受けられる。2020年10月、電子帳簿保存法の改正にともない、請求書や契約書をはじめとした国税関係帳簿書類を電子データで保存する要件規制が緩和されるなど、電子化推進に向けて国の法整備も進む一方で、複雑な法規制や電子契約に対するリテラシー、システム導入コスト等への不安を理由に、多くの企業が電子化に向けたサービス導入を躊躇している現状がある。
こうした中、ミロク情報サービスはサイトビジットとの提携により、同社が持つ全国8,400カ所の会計事務所のパートナーシップと31カ所におよぶ拠点網を活かし電子契約・契約管理サービス「NINJA SIGN」を提供。税理士・公認会計士事務所ならびに中堅・中小企業における契約書の作成、保管、管理に関する業務の効率化を支援する。
今後は同社の財務・会計システムと「NINJA SIGN」をシステム連携することにより、会計事務所業界、中堅・中小企業におけるDXを促進し、より高度な業務効率化、生産性向上の実現を目指す。今後も電子化への対応をはじめとした、多様化するユーザーのニーズに即した製品・サービスの開発および提供を通じて、会計事務所ならびに中堅・中小企業の経営改革、業務改善支援を推進していく。