新型コロナウイルスの影響でテレワークが普及したことにともない、「クラウドサービスサスケ」「SUBLINE」の開発・販売を手掛けるインターパークは、全国の営業職を対象にインターネットで、テレワーク実施状況と今後のテレワーク意向に関する実態調査を実施した。同調査の結果は、次のとおり。
テレワークできず完全出社している人は47.2% 実施できない理由は顧客との面談や環境整備に対する課題など
47.2%が、コロナウイルス感染拡大後もテレワークを行っていないと回答。インサイドセールス導入企業で勤務している人の場合は、80%がテレワークを実施していると回答した。
約40%が、PCや電話環境に加え、情報共有を行うためのツールなどの環境が整備できていないなどの声があがった。
「今後テレワークを実施したい」69.6% 否定派の71.7%は40代以上という結果に
今後のテレワーク意向に関しては、「今後テレワークを実施したい(出社と組み合わせて実施したいを含む)」と回答した人が69.6%となり、今後もテレワークを働き方の選択肢として取り入れたいという意向が高いことが伺えた。
また、「今後テレワークは行わず出社したい」と回答した人のうち、71.7%は40代以上が占める結果となった。
「今後テレワークを行いたい(出社頻度週1未満)」人のコメント
外的理由
- 無駄な会議がなくなり、業務に集中できるようになった。(毎日朝礼が1時間あり、同じ話ばかり)
- 上司への忖度をしなくて良くなった。
- 外出自粛を受け初めてウェブ会議を経験したが、移動時間や交通費も省くことができ、何も不都合はなかったから。
内的・自己理由
- 無駄な会議や営業にともなう移動時間がなくなり、生産性が上がったことで残業が減った。
- 通勤時間が無駄/満員電車によるストレスがなくなった。
- 時間にゆとりを持てるようになった、家族との時間が増えた。
「今後テレワークは行わず出社したい」人のコメント
外的理由
- 営業は会ってこそだから。対面でコミュニケーションを取りたい。対面じゃないと熱意や人間性を伝えられない。
- オンライン商談ではお客さんをコントロールできず話が進められない。
- 社内スタッフや部下とのコミュニケーションが取れない。
内的・自己理由
- テレワークだとサボってしまう。営業なのでモチベーションの維持が難しい。
- 自宅環境。(ネット・子供や家族など)
- 残業代がほしい。
調査概要
- 対象者:全国における、現在営業職に就いている社会人
- 雇用形態:正社員・パート・アルバイト・派遣社員
- 調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、同社サービス会員登録の状況については不問)
- 実施期間:2020年5月16日~5月19日の4日間
- 有効回答数:500件