企業内の多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しているアステリア(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、「ものづくり商社」であるフジモリ産業が、アステリアの提供するコンテンツ管理ベースのセールスイネーブルメント・ツール「Handbook(ハンドブック)」を導入したことを発表した。
同ツールは、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆる電子ファイルをクラウドに保存し、モバイル(タブレット、スマートフォン)端末で持ち運べ、指先めくりで表示ができるソフトウェア。
ものづくり商社のフジモリ産業ではSales Tech(セールステック)を活用し、タブレット端末を用いた営業活動を実施している。しかし、土木部門では、商談に有効な資料や動画の準備が進んできたものの、活用が難しく、営業担当者それぞれの商品説明にバラつきが生じていた。また、商品が多岐にわたるため、商談時に顧客から聞き出すことができた想定外のニーズに合うカタログを持ち合わせていないなど、商品説明の機会損失も発生していたことから、今回の同ツール導入に至った。
フジモリ産業による同ツールの活用イメージ
従来の紙カタログでは数値データや画像のみで動きがなく、商品説明が難しいという課題があったが、同ツール導入後は商品の動画を用意することで、多岐にわたる商品の特性や価値、実際の商品動作や使用効果をわかりやすく伝えることが可能に。その結果、国内のみならず海外の顧客に説明する際にも正確な商品説明が可能となった。
カタログデータや画像、動画などさまざまなコンテンツの登録が可能で、自社の営業スタイルに適していたこと、他システムと比較し、操作教育が不要なくらい直感的に容易に利用でき、短時間での利用定着が見込めたことが今回のツール採用の決め手になったとのこと。