LINE株式会社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」は、同じ画面を見ながらビデオ通話ができる「画面シェア」機能を近日中に提供を開始することを発表した。
同アプリでは2020年2月下旬以降、盛んなグループコミュニケーションが行われる傾向が見られる。通常時の利用状況と比較すると2月下旬以降、グループトークは1.3倍、OpenChatは1.5倍、グループ通話は1.7倍、グループビデオ通話は2.2倍となっており、日々利用率は伸長傾向に。また、同時期からはリモートワークの実施や学校休校を受け、ビデオ会議やサテライト授業の実施方法について検討する声も多くみられた。このような現状を鑑み、当初年内に提供を開始する予定であった同機能を近日中に実装する運びとなった。
同機能は、グループでビデオ通話中にパソコンの画面をリアルタイムで表示することができる。Windows/Macデスクトップ 5.23.0 バージョン以上で利用可能。
グループに画面を共有する際はパソコン版「LINE」が必要となるが、共有画面を見る側のユーザーはスマホをはじめ、普段利用している端末で画面と参加者の顔(最大16名まで表示)を確認することが可能。これにより、場所は離れていても同じ画面を見ながらビデオ通話を進められるようになる。
グループビデオ通話は3人から利用可能で、最大の利用人数は200人。大人数の会議や授業も行うことができる。ビデオ通話時にはフィルター機能や2月下旬に提供を開始した「背景ぼかし」機能(人物以外の背景にエフェクトをかけて背景をぼかす機能。Mac OS限定で提供)も利用が可能。
パソコン版「LINE」はパソコンやタブレットを利用していれば誰でも利用が可能。スマホで利用しているLINEアカウントと連携できるため、パソコンでも引き続きスマホと同じ自分のプロフィールで友だちと連絡をとることができる。パワーポイントやエクセルといったファイルの送受信も容易に行えることも特徴。