ブリッジインターナショナルは、日本IBMの協力を得てAIテクノロジーを取り入れたインサイドセールスの業務を支援する「SAIN」(Sales AI Navigator)のコールナビサービスを本格販売し始めたことを発表。すでに大手IT企業やソフトウェア開発・販売企業などへの導入が決定している。
SAINは、インサイドセールスに関わるすべての管理者とコール担当者の業務をAIを活用して支援するクラウド・サービス。会話内容の改善指導をサポートする「モニタリング」、絞り込みを行う「ターゲティング」、顧客との会話をリアルタイムにナビゲートする「コールナビ」の3つのサービスを備えている。 モニタリング、ターゲティングは昨年5月に販売を開始し導入を進めていたが、このたび顧客との会話をAIを活用して支援する「コールナビ」の開発を完了し、本格販売を開始した。
コールナビは、モニタリングの上位エディションとして提供され、IBM Watsonの音声認識機能と自然言語処理機能を活用している。Watsonはインバウンド型の問い合わせやサービス対応としては多く活用されているが、アウトバウンド型の法人営業において活用するのは画期的な取り組みとなる。ブリッジインターナショナルはこの技術を使ったビジネスモデルの特許を取得している。
なお、本サービスをリードしたのは今年6月にIBM Corporationが実施した企業のイノベーションや成長を促進させるために取り組んだAI活用の功績を称えるためのイベントにおいて、「AIにおける女性ビジネスパイオニア」として選出されたブリッジインターナショナル システムソリューション統括本部 サービス開発本部 本部長の今野恵子氏。