サークレイスは、セールスフォース・ジャパン(以下 、Salesforce)が、2024年10月30日より日本市場で提供を開始した自律型AIエージェント「Agentforce」(※)について、認定パートナーとして同年11月より導入・構築サービスの提供を開始したことを発表した。
※「Salesforce、『Agentforce』の国内提供開始を発表」(2024年10月18日)
サービス提供開始の背景
AIテクノロジーの進化と市場の急速な普及を背景に、日本のAIシステム市場規模は2022年に3,883億6,700万円(前年比35.5%増)を記録し、2027年には1兆1,034億7,700万円に達する見通しである(※1)。一方で、AI開発を進める企業の80%以上が技術者不足を課題として挙げており(※2)、これが企業の競争力向上を阻む要因となっている。
また、顧客の期待や要望の高度化に伴い、企業が提供するサービスに対する品質維持や高付加価値な対応の提供が課題となっている。こうした状況下で、企業の競争力を支える「人材」の重要性が再認識されており、人的資本経営の推進が注目を集めている。同時に、自律型AI技術を活用した業務効率化とビジネスの健全化への期待も高まっている。
企業がAgentforceを導入することにより、労働生産性の向上につながり、イノベーション促進、柔軟性とスケーラビリティ向上、パーソナライズドサービスの提供、さらにリスク管理の強化、人的リソースの最適化、データ駆動(データドリブン)型意思決定の強化、顧客体験の向上など、多岐にわたる企業価値をこれまで以上に高めることが期待できる。
※2「Gartner、日本企業のIT人材に関する調査結果を発表 ~日本企業は量的にも質的にもIT人材不足に陥っている」(2024年8月2日)
「Agentforce」導入・構築サービスについて
サークレイスは、2024年10月末に日本市場で提供が開始されたAgentforceを自社導入し、これまでに培った「Salesforce 生成AI & Data Cloud PoC支援パッケージサービス」(※)の知見を基に、エンジニアによる機能検証を行ってきた。この実績を活かし、次のような段階的なサービスを提供する。
- 初期導入コンサルティング:現状業務の確認
- 導入支援:PoC(機能検証)から段階的に、本格的な展開までをサポート
- 人材育成プログラム:ハンズオン教育や次期ビジネス計画の立案支援
これにより、企業は体系的なAX(AIトランスフォーメーション)を推進することが可能となる。
※「サークレイス、『Salesforce 生成AI & Salesforce Data Cloud PoC(概念実証)支援パッケージサービス』提供」(2024年5月29日)