amptalkは、グローバル・ブレインとAngel Bridgeを共同リード投資家とし、既存投資家、新規投資家を引受先とした第三者割当増資により総額10億円の資金調達を実施した。今回の調達により、累計資金調達額は14億円に達する。
今回の資金調達を通じて、amptalkは「“日本の受注率”を上げるセールスイネーブルメント・カンパニー」として、商談解析ツール「amptalk analysis」だけでなく、AIを用いたSales Techツールを業務効率化・人材育成などで複数展開し、マルチプロダクト戦略を加速させる。そしてマルチプロダクト展開に向け、営業の人材育成を行うAIトレーニングツール「amptalk coach」のβ版をローンチする。
<シリーズA 資金調達の概要>
- 調達金額:10億円
- 調達方法:第三者割当増資
- 投資家(敬称略)
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<ベンチャーキャピタル>
グローバル・ブレイン(共同リード)、Angel Bridge(共同リード)、スクラムベンチャーズ、モバイル・インターネットキャピタル、明治安田未来共創ファンド(運営者:グローバル・ブレイン)、他非公開投資家
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<個人投資家>
福島 良典氏(LayerX 代表取締役CEO)、麻野 耕司氏(ナレッジワーク CEO)
AIトレーニングツール「amptalk coach」
営業組織における人材育成や生産性向上といった課題が顕在化する一方、現場には体系的・継続的なトレーニングの仕組みが不足している。多くの組織で、営業企画部や営業推進部がナレッジ浸透のためのコンテンツを作成しているが、その90%が活用されないままというデータもある(※)。このような背景から「amptalk coach」の開発に至った。
「amptalk coach」は、営業資料や顧客事例等の営業コンテンツをAIが学習。想定顧客のペルソナに合わせたAIとの商談ロールプレイングを通じてアウトプットを実践し、知識を効果的に定着させることができる。
※American Marketing Association
「amptalk coach」の利用方法
- 営業コンテンツをAIが学習。想定顧客のペルソナを設定し、トレーニングコースを作成
- 営業がAIと商談ロールプレイングを実施
- 営業コンテンツに即した説明ができているかを評価・フィードバック
- 営業企画部・営業推進部はトレーニング結果をダッシュボードで確認。データを見ながら資料のブラッシュアップや追加のトレーニングコースを作成することも可能
投資家コメント
グローバル・ブレイン General Partner 都 虎吉氏/Director 清藤 亮氏
amptalkのプロダクトは、商談データを蓄積・活用し、営業生産性の向上を実現することで、スタートアップから大企業まで幅広い営業現場に大きなインパクトを与えています。これも猪瀬さんを中心とするチームが、高い実行力とスピード感を持ちながら、顧客の課題に真摯に向き合っている成果だと考えております。今後は蓄積した商談データを活用し、新たなプロダクト開発をすることで、amptalkが新しい時代の営業スタイルをリードする存在として成長するよう、全力で支援してまいります。
Angel Bridge 代表パートナー 河西 佑太郎氏/シニアアソシエイト 小林 智裕氏
amptalkはUSでスタンダードとなりつつあり、日本でも急速に立ち上がっているセールスイネーブルメントを牽引するスタートアップです。商談のコアデータである「音声データ」を獲得し、高い精度を誇る独自AIで定量化・分析する技術とポジショニングは秀逸で、今後のマルチプロダクト戦略で実現されるその他営業における課題解決も含めて大きなポテンシャルを確信して投資に至りました。足下のトラクションも凄まじく、複数の大手企業への導入、競合プロダクトからのリプレイスなどを通して大きく成長しています。Angel Bridgeは、猪瀬CEOの強い想いのもと集結した優秀なチームによる、営業業務をアンロックしていく挑戦に伴走し、全力で支援してまいります。
Scrum Ventures 創業者兼ジェネラル・パートナー 宮田 拓弥氏
amptalkは、これまで培ってきた開発力と技術力を武器に、圧倒的なスピード感でトラクションを積み上げています。現在のセールスイネーブルメント市場の拡大と、商談データを活用した新たな価値創造のタイミングにおいて、同社の競合優位性は際立っています。さらに、マルチプロダクト戦略を視野に入れたプロダクト展開により、顧客に対するインパクトを一層高めていく姿が非常に頼もしいです。組織面では、積極的な採用を通じて体制を強化しており、特に元弊社メンバーの黒田さんがファイナンスと事業開発メンバーとして加わったことにより、同社の成長にさらなるドライブがかかると確信しています。我々Scrum Venturesも、引き続き全力で支援してまいります。
モバイル・インターネットキャピタル 取締役会長 海老澤 観氏
amptalk社とは2021年5月に投資させて頂いて以来、ずっとお付き合いさせて頂き、今回で3回目の投資となります。元々、音声認識、及び、意味理解に独自のAI技術を持っていて、それを様々な業種・規模の営業組織に展開することで、営業パーソンの振る舞いを劇的に改善させてきました。そして、近年、さらに汎用AIとの組み合わせでアプリケーション領域を広げ、使いやすくするなどの改善や、オンラインだけではなくリアルの会話にもビジネス領域を広げていっています。今回の調達を機に、amptalkのソリューションによる、更なる社会変革を期待しております。
明治安田生命保険 企画部長 石田 純一氏
「人と人が向き合う時間を最大化する。」というミッションを掲げるamptalkの高精度での話者分離やスムーズなCRM連携など、開発技術の高さに期待を寄せ、「明治安田未来共創ファンド」から出資させていただきました。明治安田は、amptalkの今後のさらなる成長を応援するとともに、協業を通じた新しい価値の創造をめざして共に取り組んで行きたいと思います。
ナレッジワーク CEO 麻野 耕司氏
amptalkの猪瀬さんは僕の大好きな起業家の一人で、これまでも何度も面談や会食にて情報交換をさせて頂いてきました。猪瀬さんやamptalkの皆様の誠実さ、真摯さにいつも刺激を頂いています。そして、色々なことを語り合う中で、「セールスイネーブルメントで営業の世界を変える」という同じ想いを持った同志だと勝手ながら思うようになりました。今回、個人としての出資の機会を頂き、大変嬉しいです!私の経験や知見で少しでもamptalkの成長に貢献できればと思いますし、私自身もamptalkの皆様から学んでいきたいと思います。営業の世界を変える挑戦をご一緒できることをとても楽しみにしています!
amptalk 代表取締役社長 猪瀬 竜馬氏のコメント
営業という領域は、「営業を科学する」と何度も聞いたフレーズがありながらも、実態としてはほとんど何年も変化がなく、難解である一方で無限の可能性を秘めたフィールドです。今回、新たな資金をもとに、これまで培った最強のチームで作り出してきたノウハウとテクノロジーをさらに進化させ、マルチプロダクトを開発して展開することで、この社会的チャレンジに幅広く応えていく体制を構築します。私たちの目指す未来は、営業という職種が持つ本質的な価値を最大限に引き出し、全ての企業が競争力を持てる世界です。私たちの熱い想いとともに、営業の常識を覆し、世にヒーローを作っていき、革新的な価値を届ける会社に成長して参ります。