対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」を提供するIVRyは、筑邦銀行と業務提携を開始したことを発表した。筑邦銀行の地域ネットワークを活用し、企業における業務効率化の推進とAI活用の加速に取り組むことで、九州地方の企業における人手不足解消に寄与する。
業務提携の背景
中小企業の業務効率化・業務自動化の需要は増加している中、本業務提携により、筑邦銀行は「IVRy」を紹介し、顧客の業務効率化の要望に対応することで、経営を多方面からサポートする。IVRyは、中小企業がAI活用などのサービスを活用できるよう、「IVRy」の安定的な運営と機能開発に取り組んでいく。
IVRyと筑邦銀行の業務提携は、筑邦銀行の中期経営計画の基本方針である「お客さま支援ビジネスの多様化」に貢献する取り組みでもあり、筑邦銀行の顧客や地域との新たな価値を創造する。
また、筑邦銀行が重点取組項目としているコンサルティングを柱とした伴走型支援の追求による「既存ビジネスの深化」、DX技術やアライアンス戦略を活用した「新たなビジネスの確立」、およびそれを可能にするための「動かす人」の育成や業務改革などの「強靭な経営基盤の構築」を推進し、九州地方の顧客の事業を支援していく。
筑邦銀行 執行役員 コンサルティング本部長 林昭信氏のコメント
IVRy様が着目した、IVR(電話自動応答)領域でのプロダクトは、人材不足などにより、多くの企業が抱える、電話での問い合わせ対応に関する、課題解決ができるサービスであると考えております。
また、新しい技術であるAI対話サービスを搭載しているにもかかわらず、導入しやすい価格帯のため、中小企業の皆さまなどにも導入しやすいサービスであると考えています。
当行の中期経営計画の基本方針である「お客さま支援ビジネスの多様化」を加速させていく1つの取組みとしてIVRy様と共に九州地方の企業様の事業支援をおこなってまいります。
IVRy 代表取締役/CEO 奥西亮賀氏のコメント
この度、筑邦銀行様と連携した取り組みを開始できることを非常に嬉しく思っています。
IVRyは提供当初より、スモールビジネスや中小企業を中心とした事業者の皆様が、本質的な仕事に集中できる一助となりたいという想いで事業を進めてきました。「最高の技術を、すべての企業に届ける」というミッションを掲げ、ChatGPTをはじめとするAI技術を、IVRyというサービスを通して誰でも利用可能なソフトウェアに落とし込み、人手不足の解消や、企業や個人が本来取り組むべき業務へ集中することに貢献できるよう提供価値の向上に努めていきたいと考えています。
筑邦銀行様との業務提携を通じて、今まで届けきれていなかった全国のスモールビジネス・中小企業の皆様にIVRyを知っていただき、ご利用いただくことで、日本全国の電話対応における課題解決を図ってまいります。