SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

お申し込み受付中!

SalesZine Day 2020 Winter

ウイングアーク1st・ソフトバンク・Sansan登壇!営業組織変革のきっかけとそれを支える哲学とは


  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 2020年1月21日に開催されたSalesZine Day 2020 Winter。本稿では基調講演「Empower Your Sales Team 新しい成長のエンジンを探せ」前半の模様をお届けする。ウイングアーク1st、ソフトバンク、Sansan、3社の営業改革のきっかけとその変遷を支える哲学とは。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

人員の削減や売上減少――改革のきっかけは?

SalesZine編集部 宮田 自己紹介からお願いします。

ウイングアーク1st 久我 ウイングアークに新卒入社し法人営業としてキャリアをスタートしています。営業のマネジメント経験や企画職、事業部門を経て営業責任者となり、現在はマーケティング担当の執行役員を務めています。我々はソフトウェア事業を20年以上行っており、開発・販売からサポートまでを自社で担っている会社で、この分野だとわりと老舗ですね。2013年ごろからクラウドサービスも展開しています。

ソフトバンク 杉本 もともと、日本テレコムに入社して営業を経験し、非対面営業の仕組みを社内で構築しました。ソフトバンクに買収されてからもアポイントをとるためのコールセンターの立ち上げを経験しています。その実績や人を動かす力が買われ、2018年から当社のインサイドセールスの立ち上げを担当しています。ベテランのシニア営業と少ない人数で数多くの中堅・中小企業にいかにアプローチしていくかというチャレンジを1年3ヵ月ほどしてきてちょっと答えが見えてきたので、この場で共有させていただければと思っています。

Sansan 加藤 当社は創業13年めのベンチャーで、私は創業1年後くらいからジョインしています。当時、営業は私を含めてふたりだけでした。SMB向けからエンタープライズ向けにまで営業組織を変革、展開してきたプロセスが、みなさんへのヒントになればと思っています。

 
左から久我氏、杉本氏、加藤氏

宮田 営業改革のきっかけも三者三様ですよね。まずは抱えていた課題を教えていただけますか。

杉本 ソフトバンクは2018年12月に上場したのですが、その直前の決算報告会で会長の孫が「既存の通信事業の人員4割を、これから成長する新規事業へシフトする」と発表しました。担当する顧客企業数は変わらぬまま人が減っていくので、仕事の仕方を変えなくてはならないという課題がありました。さらに新たな戦略商材も増えたので、それらの販売も行いながら成長のエンジンとなるような顧客基盤をつくる必要がありました。

久我 売上はずっと伸びてきていたのですが、2012年ごろ「新規販売(営業組織のミッション)」が右肩下がりになった時期がありました。同時期に営業組織の既存メンバーが3分の1くらい退職し、かなり厳しい状況に陥ったのです。SFA導入はすでにしていたのですが、全然活用できていなかったため、このタイミングで徹底的にSFAを活用しデータで会話をするような仕組みづくりに取り組みました。それから3年後、全営業部が予算達成し業績も安定し、現在も順調に推移しています。

宮田 Sansanさんの場合は、必ずしも現状に課題を抱えていたという状況ではなかったのでしょうか。

加藤 Sansanの営業組織における文化や考え方は、サッカーをしているときの状態に近いです。改革というよりは、「戦略が変わるのでフォーメーションを変える」くらいの感覚で組織を変化させてきました。かなり細かくチューニングはしていて「相手は南米だから個人技の強い奴をフロントに行かせよう」とか「相手はシステマチックなサッカーをするからロジカルな奴を真ん中に置こう」くらいに明確なイメージを持って変化させています。前提にあるのは「ビジョンをどう実現させ、高い目標を達成し続けるのか」ということ。常に現状に満足せず、より良くするにはどう変化すべきかという哲学のもと動いています。

次のページ
ソフトバンク流、インサイドセールスのあり方とは

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine Day 2020 Winter連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

Sales Techに関する情報をお届けします!

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/1227 2020/03/18 17:52

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年4月18日(木)14:00~15:30

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング