東京建物、日鉄興和不動産、日本土地建物の3社は、不動産テックベンチャーのグラフェンユニファイ、AIベンダーのリベラと共同でシェアオフィスのスペースシェアリングプラットフォーム「TIMEWORK」を開発。2019年11月14日より提供を開始した。
「TIMEWORK」は、シェアオフィスを展開している事業者が「TIMEWORK」にシェアオフィスを加盟登録することで、「TIMEWORK」の利用企業(利用者)が、加盟する事業者の各施設を自由に利用することが可能になるスペースシェアリングサービス。
リモートワークを支えるシェアオフィス・サービスオフィスを提供する施設は増加しているが、運営事業者が異なるシェアオフィスや会議室のスペースを利用するためには、個々の事業者毎に契約を締結し、利用手続きを行う必要があった。
「TIMEWORK」では、利用企業(利用者)は、各シェアオフィスの事業者(加盟施設)と個別に契約する必要がなく、スマートフォン・PCから使いたい施設を選び予約・利用することが可能に。事業者(加盟施設)においては、自社施設の稼働率向上が期待できる。
さらに、利用企業(利用者)への請求、事業者(加盟施設)への送金などのアカウンティング業務は「TIMEWORK」により管理・自動化されているため、利用企業(利用者)は毎月の利用状況をシステム上で随時チェックすることが可能。また、事業者(加盟施設)においては初期コスト負担や大きな業務負荷なく導入することができる。
利用企業(利用者)側のメリット
- 働き方改革におけるリモートワークニーズに対する環境整備が可能
- 複数の事業者が運営する施設を1契約で利用可能
- 利用者は加盟施設の中から条件に合わせて施設を選び予約・利用することが可能
- 初期導入費用不要(従量課金制)
- 管理者は従業員の利用履歴を確認可能
- 部署ごとに利用料金の上限を定めて予算管理が可能
事業者(加盟施設)側のメリット
- 加盟施設の稼働率向上
- 初期導入コスト不要(入退館を管理するためのPCとQRリーダーのみ必要)
- 提供スペースの料金を自由に設定可能
加盟施設について
「TIMEWORK」は、「+OURS(八重洲、新宿)」(東京建物)、「WAW(日本橋、赤坂)」(日鉄興和不動産株)、「SENQ(京橋、霞が関、六本木、青山)」(日本土地建物)でサービスを開始。加盟施設の募集を進め、2021年を目処に100施設のネットワークを目指す。