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Jinjer、「Ask One」を導入 担当者アサイン自動化フォームで年間600時間以上の工数削減へ

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「Ask One」を提供するクリエイティブサーベイは、クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjerが、「Ask One」を導入したことを発表した。

導入の背景

 jinjerでは、顧客と直接接点を構築できる注力施策として展示会に力を入れており、多くのリード獲得に繋げるなど成果を上げていた。また、顧客ごとに適したフォローアップを行うため、リード1件ずつ多数の項目を直接目視で確認したうえでもっとも適した担当者をアサインするなど、顧客視点のフォローアップ運用体制を構築していた。

 一方で、名刺情報のデータ化や担当者アサインの判断は手作業で行っていたため、短期間で大量のリードを獲得する展示会の特性上、作業工数が膨大にかかる課題があった。

期待する効果

※上記の図はイメージでjinjerのアサイン自動化の設定とは異なる

・展示会ごとに60時間ほどかかっていた担当者アサイン業務の自動化

 jinjerでは、顧客ごとに最適なフォローアップを行うため、展示会で獲得した名刺情報をリードとして取り込む際に「契約状況、商談ステータス、担当者、パートナー企業リスト、過去のリード状況」などの項目を1件ずつ確認していた。展示会では多数の名刺を獲得するため、50〜80時間ほど担当者アサイン業務の工数が発生していた。

 Ask Oneの「参照マジック」によって獲得した名刺の会社情報からSalesforceの各種オブジェクトの情報を検索し、自動的に最適な担当者情報を抽出してフォームの入力値に保持する仕組みを構築することで、担当者アサイン業務の効率化を図る。

・参照マジックを組み合わせることでさまざまな用途で情報活用を促進

 参照マジックの活用とSalesforceやMAに保持する顧客データによってフォームの体験を柔軟に設計できるため、顧客ごとに適した営業判断やアクションをフォーム上で実行することが可能になる。

 今後は展示会オペレーションの効率化だけでなく、インサイドセールスが展示会の獲得リードに対するアプローチの際に、過去の接点情報を参照しながら入力できる架電ヒアリングフォームや、営業ヒアリングフォーム、MAと連携したウェブサイトの問い合わせフォームなど、あらゆる顧客接点でAsk Oneを活用したフォームを展開していく予定。

参照マジックとは

 従来顧客や従業員が入力するフォームは、「データ収集」のみに焦点をあてて活用されており、フォームでデータ収集をしてからその情報が実際に活用されるまでタイムラグが生じる。参照マジックは、従来のデータ収集のみにフォームを活用するのではなく、その場でデータの「活用」ができる環境を構築することで、オンラインオフライン問わず顧客に合ったタイミングで顧客に合ったコミュニケーションを可能にする。

 Ask Oneのフォームにデータが入力されると、CRMやMAなどの自社データベースや公開されているオープンAPIからデータ資産をリアルタイムに参照して活用することが可能になり、フォーム上の体験を変えることができる。

jinjer マーケティング部部長 藤本真央氏のコメント

 当社はクラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しており「世界で最もお客様を大切にする」をPhilosophyとして掲げています。マーケティングにおいても、リードタイムが一定長い商材だからこそお客様の体験は重視しており、そのため従来は時間をかけてでもお客様ごとに丁寧に過去の接点情報をチェックして、個別に最適な担当者をアサインするなどの施策を実施してきました。

 今回Ask Oneを導入したことで顧客体験を損なわず大幅に業務効率を向上でき、さらに顧客フォローアップスピードを向上することができました。当社にはデータを元に施策を実施・分析するカルチャーがあります。Ask Oneの参照マジックは当社のカルチャーとマッチすると感じており、収集したデータを元に様々なフォームの体験をより顧客視点に立って最適なものに変えていきたいと考えています。

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