電話・商談解析ツール「アンプトーク」を提供するamptalkは、Microsoft Teamsチャットを通じてSalesforceのデータ入力・検索を可能にする「amptalk assist」のβ版をリリースした。
特許を取得した技術により、移動中などでも手軽に自然言語で話すように、Salesforceの入力と情報の検索が可能。約80%の企業が陥ると言われる(※)“導入しただけ”のDXに対し、営業データの蓄積と利活用を促し、営業DX推進とセールス・イネーブルメントの実現を目指す。
開発の背景
- 約80%の企業が抱える“導入しただけ”のDX。営業現場ではSFAにデータが入力されない
多くの企業がDXに取り組み数年経過しているが、5人中4人がITシステムは単なる“導入に留まっている”(※)と答えるように、活用という点においては多くの課題が考えられる。
営業組織においても多くの企業がDXに取り組んでおり、代表的には顧客管理などをデジタル化するSFA/CRMは多くの企業で導入されている。しかし、営業パーソンが外回りや商談に忙しく、デスクワークの時間が限られている中で、システムへのデータ入力は負担となりやすい。
- 入力したデータが粗く、意思決定や業務改善に活かせない
商談後、忙しく入力をせず上司などに指摘され入力するような場合、内容を正確に思い出すことができず情報が欠落したデータになりやすい。その結果、蓄積されたデータをもとにした的確な意思決定や業務改善が実行できず、営業生産性の改善が難しくなると考えられる。
概要と特徴
「amptalk assist」は、Microsoft Teamsチャットを介して、Salesforceのデータ入力・検索を自然言語で行うことが可能。チャットツールを活用することで、営業パーソンが移動中や空き時間を活用して、容易に情報を記録・確認できるようにすることで活用のハードルを下げ、Salesforceの活用と蓄積したデータ活用をサポートする。
- AIと会話するだけで商談情報をかんたんに入力可能。活動履歴や商談メモを手軽にデータ化
Salesforceを開かなくともbotに指示するだけでSalesforceへのデータ入力が可能。「amptalk assist」が商談後の工数を削減しながらデータの蓄積をサポートする。
- 日々の進捗確認や売上など、営業データにかんたんにアクセス
重要な商談や顧客情報へアクセスを容易にすることで商談準備をサポートし、商談の質を向上させる。また、マネージャーにとっては、メンバーが抱えている商談の状況確認やネクストステップ確認、当月受注金額など営業関連のデータをかんたんに引き出すことが可能。
- チャットからの操作で電車移動など隙間時間も有効活用
Microsoft Teamsなどのコミュニケーションツールを通じて、どこからでもSalesforceのデータ入力・確認が直接行える。これにより、営業担当者は移動中や待ち時間を有効に活用し、業務の効率化を図ることができる。
※コムデザイン「ITシステム導入企業の活用状況に関する実態調査」より