ACESは、商談解析AIツール「ACES Meet」において、複数人の会議でひとつのマイクを利用した際にも話者を識別し、話者ごとの発言内容の記録と音声分析ができるようになったことを発表した。
これにより複数人が同一のマイクを用いたときでも、誰が/いつ/何を話したかが議事録に自動で記録され、会議の振り返りや議事録作成の工数が削減できる。また、話者を識別できることにより、オフラインでの対面会議においてもACES Meetを活用できるようになった。
概要
ACESは、オンライン会議を録画し、独自AIによる話者ごとの自動書き起こしや重要なシーンの可視化を行うことで、オンライン商談における成約率の向上と現場の工数削減に寄与する営業支援AIツール「ACES Meet」を提供している。
従来のACES Meetでは、マイクの所有者と個人がひもづいて記録されていたため、複数人でひとつのマイクを利用した際の発話はマイクの所有者の発言としてまとめられ、話者分離されることなくACES Meetに書き起こされていた。
今回のアップデートにより、話者分類機能をオンにすることで、複数人でひとつのマイクを利用した会議において発話者が識別され、各人の発言が分けて記録されるようになった。
本アップデートにより
- ひとつのマイクで会議を行った際でも話者が分類され、会議の流れをスムーズに振り返ることが可能になる
- 話者を識別できることにより、オフラインでの対面会議においてもACES Meetを活用できるようになった。
※現在はZoomのクラウド録画機能を利用の場合のみ、本機能を利用できる。
※今後GoogleMeet、Teams、IP電話においても話者分類を順次実装予定。
ACES Meetの既存機能について
- 逐次解析
1時間の商談に対して、5~8分遅れで逐次内容が解析され、書き起こされる。
- AIまとめ機能
商談内容を要約し、ポイントを箇条書きで記載する。商談後にやるべきことをネクストアクションとして記載する。「AIまとめ」機能にはChatGPTが搭載されており、より効率的な議事録作成や商談時の生産性とパフォーマンスの向上に活用できる。
- AIピックアップ機能
重要な発言をAIが抽出する機能。ピックアップされた発言は「ハイライト」として自動で追加される。
- トピック表示機能
会議で話された各トピックの長さ・割合を確認できる。
- ウェブ会議の自動録画・一元管理
ウェブ会議ツールと連携し会議動画が自動で記録され、一元的に管理できる。
- 話者毎の書き起こし
会議内容を話者ごとにAIが自動で書き起こしする。
- 外部共有
会議内容のまとめと会議の録画データをパスワード付きで共有できる。
- 会議の公開範囲の指定
会議ごとに公開したい範囲をユーザー単位で制限できる。
- 解析状況の可視化
会議後の解析状況のステータスを確認できる。
- 話者比率解析
話者ごとの話している比率を解析し、適切な割合で話せているかどうかの確認ができる。
- 発話速度解析
話す速度を解析し、相手が聞き取りやすいスピードで話せているかの指標として活用できる。
- リアクション解析
リアクションが大きかった点を特定し、発言者が言いよどんだ点などを特定できる。
- 表情解析
会議参加者の表情や動きなどの情報から、会議中のリアクションや感情の変化がもっとも大きかった瞬間を捉えることができる。
- Salesforce連携
ACES MeetのURL・日時・参加者・ノート等の情報がワンクリックでSalesforceに投稿できる。これにより、商談の共有作業の負担が軽減される。